QUAD 44. 7台目修理記録
平成22年10月10日到着  10月19日完成
*B−2301L. 6台目*C−2301L. 2台目*E−06*QUAD 44. 7台目*SA−12. 2台目*SA−5.1*SY−Λ88U. 3台目*TA−D88ユーザ
このAMPの入出力に使用する「5ピンDINコネクター(雄)」、多数有ります、必要なかたメール下さい
又、ケーブルも作ります(DIN−RCA端子)
A. 修理前の状況
  • 出力全くしない。
    オーバーホール修理依頼。


B. 原因
  • 各部劣化。
    前回修理の未熟。
C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換。
    OP−AMP交換。
    リレー交換。
    劣化RCA端子交換、及びRCA端子増設。
    電源SWをリレーSWに改造。

D. 使用部品
  • 電解コンデンサー                           7個。
    OP−AMP                              14個。
    リレー                                   1個。
    RCA端子                                14個。
    電源リレー                                2個。
    抵抗                                    2個。
    フイルムコンデンサー

E. 調整・測定

F. 上位測定機器での調整・測定

G. 修理費   65,000円  オーバーホール修理。
                     10台目の、特別お馴染みさん価格。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. QUAD 44 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A11. 点検中 前から見る
A13. 点検中 前右から見る
A14. 点検中 右から見る
A15. 点検中 後から見る
A16. 点検中 後左上から見る
A17. 点検中 左から見る
A18. 点検中 上から見る
A182. 点検中 上から見る、 設定ディップSW。
A21. 点検中 下から見る
A212. 点検中 下から見る、 正規輸入品。
A22. 点検中 下前から見る
A23. 点検中 下前左から見る
A24. 点検中 下後から見る
A25. 点検中 下後右から見る
A31. 点検中 ケースを取り、上から見る。
A32. 点検中 ケース・マスクを取り、上から見る。
A33. 点検中 ケースを取り、下から見る。
A41. 点検中 電源トランス銘板破れ、 前回修理あり。
A51. 点検中 電源基板裏への電源トランス・出力RCA端子からの配線。
A61. 点検中 ケース内部上に貼り付けられた、ピッチ入りフエルト。
A62. 点検中 ケース内部下に貼り付けられた、ピッチ入りフエルト。
A81. 点検中 入出力RCA端子郡。
A82. 点検中 TAPE入力基板 小型RCA端子交換可能。
A83. 点検中 DISK入力基板、テフロン絶縁型RCA端子交換可能。
A84. 点検中 出力RCA端子、テフロン絶縁型RCA端子は大きすぎて使用不可。
C. 修理状況
C11. 修理前 TAPE1入力基板 上のデイップSWはPlayとRecordのレベル調整
C12. 修理後  TAPE1入力基板 電解コンデンサー2個、OP−AMP2個、RCA端子4個交換。
C13. 修理前  TAPE1入力基板裏
C14. 修理(半田補正)後  TAPE1入力基板裏 全半田やり直し
C15. 完成TAPE1入力基板裏 洗浄後防湿材(コート液)を塗る。
C21. 修理前  TAPE2入力基板 上のデイップSWはPlayとRecordのレベル調整
C22. 修理後 TAPE2入力基板 電解コンデンサー2個、OP−AMP2個、RCA端子4個交換。
C23. 修理前  TAPE2入力基板裏
C24. 修理(半田補正)後  TAPE2入力基板裏 全半田やり直し
C25. 完成TAPE2入力基板裏 洗浄後防湿材(コート液)を塗る。
C31. 修理前  DISK入力基板
C32. 修理後  DISK入力基板 電解コンデンサー4個、OP−AMP2個、RCA端子2個交換。
C33. 修理前  DISK入力基板裏
C34. 修理(半田補正)後  DISK入力基板裏 全半田やり直し。
C35. 完成DISK入力基板裏 洗浄後防湿材(コート液)を塗る。
C41. 修理前  CD/AUX入力基板
C42. 修理後  CD/AUX入力基板  OP−AMP1個、RCA端子2個交換。
C43. 修理前  CD/AUX入力基板裏
C44. 修理(半田補正)後  CD/AUX入力基板裏 全半田やり直し
C45. 完成CD/AUX入力基板裏 洗浄後防湿材(コート液)を塗る。
C51. 修理前  RADIO入力基板
C52. 修理後  RADIO入力基板。 OP−AMP2個交換、RCA端子2個増設。
C53. 修理前  RADIO入力基板裏
C54. 修理(半田補正)後  RADIO入力基板裏 全半田やり直し
C55. 完成RADIO入力基板裏 洗浄後防湿材(コート液)を塗る。
C61. 修理前  出力RCA端子。 何と5V/1.6Vの出力端子有り、真空管AMPも十分駆動できる
C62. 修理後  出力RCA端子。 RCA端子6個交換。
C63. 修理前  出力RCA端子裏
C64. 修理(半田補正)後  出力RCA端子裏
C71. 修理前 電源基板
C72. 修理後  電源基板 電解コンデンサー5個、リレー交換
C73. 完成電源基板 洗浄後防湿材(コート液)を塗る。
C74. 修理前  電源基板裏
C742. 修理前  電源基板裏、 出力制御リレー端子半田。
C75. 修理(半田補正)後  電源基板裏、フイルムコンデンサー2個追加。
C76. 完成電源基板裏 洗浄後防湿材(コート液)を塗る。
C81. 修理前  ToneControl基板
C82. 修理後  ToneControl基板 電解コンデンサー6個、OP-AMP5個交換。抵抗2個追加。
C83. 完成ToneControl基板 洗浄後
C84. 修理前  ToneControl基板裏
C85. 修理(半田補正)後  ToneControl基板裏
C86. 完成ToneControl基板裏  洗浄後防湿材(コート液)を塗る。
C87. 清掃中 ToneControl−SW+VRを取り出す
C871. 清掃中 ToneControl−VRを取り出す
C872. 清掃前 ToneControl−SW
C873. 清掃後 ToneControl−SW
C874. 清掃前 ToneControl−SW
C875. 清掃後 ToneControl−SW
C876. 清掃後 ToneControl−SW2
C881. 修理(半田補正)後 ToneControl−基板裏
C882. 完成ToneControl−基板裏 洗浄後防湿材(コート液)を塗る。
C891. 修理中 メインVRを取り出す。
C892. 清掃中 メインVR、カシメ構造なのでここまで。
C8A1. 修理前  バランスVR
C8A2. 修理(半田補正)後  バランスVR、 抵抗2個追加。
C91. 修理前  操作・表示基板
C92. 修理中  操作・表示基板
C93. 修理前  操作・表示基板裏
C94. 修理(半田補正)後  操作・表示基板裏
C95. 完成操作・表示基板裏 洗浄後防湿材(コート液)を塗る。
CA1. 修理中 電源トランス部点検。
CA2. 修理中 電源トランス部、 使用電圧切り替え部。
CA3. 修理前 電源トランス部、 引きだし線の半田、何回も引き出したのか、切れそう。
CA4. 修理(半田補正)後 電源トランス部、 引きだし線の半田修正。
CB2. パネル洗浄中
CC1. 交換部品
CD1. 修理前 上から見る
CD2. 修理後 上から見る
CD3. 修理前 下から見る
CD4. 修理後 下から見る
CD5. 修理前 後ろから見る。
CD7. 完成 後ろから見る
E. 調整・測定
E1. 出力・歪み率測定・調整
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
E21. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 1000HZ RADIO入力
E22. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 400HZ RADIO入力
E31. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 1000HZ AUX/CD入力
E32. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 400HZ AUX/CD入力
E41. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 1000HZ DISK/MC(1mV)入力
E42. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 400HZ DISK/MC(1mV)入力
E51. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 1000HZ TAPE1(100mV)入力
E52. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 400HZ TAPE1(100mV)入力
E61. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 1000HZ TAPE2(100mV)入力
E62. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 400HZ TAPE2(100mV)入力
F. 上位測定機器での調整・測定
F0. 下のオーディオアナライザーVP−7732Aで自動測定。
F21. 入出力特性測定(CD入力)。 CD入力端子に150mVを入力。 出力=2.5V(5V出力端子)。 VRはMax位置。
                                        左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色。 
F22. 入出力歪み測定。CD入力端子に150mVを入力。 VRはMax位置。
F31. 入出力特性測定(CD入力)。 150mVを入力。 BASS LIFT=9dB、TILT=0dB。 VRはMax位置。
F32. 入出力特性測定(CD入力)。 150mVを入力。 BASS 300HZ、TILT=0dB。 VRはMax位置。
F33. 入出力特性測定(CD入力)。 150mVを入力。 BASS LIFT=0dB、TILT=+3dB。 VRはMax位置。
F34. 入出力特性測定(CD入力)。 150mVを入力。 BASS LIFT=0dB、TILT=−3dB。 VRはMax位置。
F41. 入出力特性測定(CD入力)。 150mVを入力。 Filter=10KHZ Slope=25。 VRはMax位置。
F42. 入出力特性測定(CD入力)。 150mVを入力。 Filter=7KHZ Slope=25。 VRはMax位置。
F43. 入出力特性測定(CD入力)。 150mVを入力。 Filter=5KHZ Slope=25。 VRはMax位置。
F5. 入出力特性測定(MM入力)。 1mVを入力。 VRはMax位置。
E5. 24時間エージング、 左はHMA−9500mkU. 42台目
Y. ユーザー宅の設置状況
Y1. 設置状況.
S. QUAD 44 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 コントロールアンプ 44
入力=入力感度(1kHz)/最大入力(1kHz)/
負荷インピーダンス
Disc=1mV/35mV/47kΩまたは47kΩ,180pF
    3mV/100mV/47kΩまたは47kΩ,180pF
    10mV/300mV/47kΩまたは47kΩ,180pF
Radio、Aux=100mV/5V/1MΩ
        500mV/25V/500kΩ
Tape再生=100mV/5V/39kΩ
       300mV/15V/121kΩ
       0dBm(775mV)/40V/94kΩ
       3V/100V/85kΩ
       10V/100V/82kΩ
SN比(A補正入力負荷時) Disc=63dB(入力感度1mV時)
    72dB(入力感度3mV時)
    82dB(入力感度10mV時)
Radio=86dB
Aux=82dB
Tape再生=86dB
出力=出力レベル/ソースインピーダンス Tape録音=3mV/32Ωまたは33kΩ
       10mV/100Ωまたは33kΩ
       100mV/1kΩまたは33kΩ
       0dBm(775mV)/1kΩまたは33kΩ
パワーアンプ=0.5V/1kΩ
         1.6V/3.2kΩ
         5V/75Ω
歪率 すべての入力時で最悪のとき0.05%
残留ノイズ -104dB(Aカーブ・ボリューム最小)
周波数特性 ディスク以外=30Hz〜20kHz(+0、-1)
ディスク=30Hz〜20kHz(±0.5dB)
クロストーク(30Hz〜10kHz時) 録音再生=70dB
チャンネル間=50dB
電源入力 100〜130V、200〜250V、50-60Hz
外形寸法 幅321×高さ103×奥行207mm
重量 4kg
価格 21万円
別売MCモジュール(3タイプ)44用=各¥18,000(1986年頃) 34用=各¥13,000(1986年頃)
タイプ 入力感度 負荷(抵抗/容量) 適応ブランド
44用 Aタイプ 0.3mV 470Ω/22nF EMT、Audio-Technica、Dynavector、
Sony、Victor、Yamaha、Denon
Aタイプ
(1986年頃)
0.2mV 100Ω/22nF Ortofon(MC10-Sup、MC20-Sup、SPU)
Denon、FR、Dynavector
Sony、Yamaha、AET
Bタイプ 0.1mV 100Ω/68nF Ortofon(MCシリーズ)
Audio-Technica(AT-1000MC)
Nagaoka、Denon(DL1000A)
Grantz(GMC-55)
Bタイプ
(1986年頃)
0.1mV 100Ω/22nF Ortofon(MCシリーズ)
Nagaoka
Cタイプ 0.3mV 100Ω/68nF Ortofon(SPU、MC10Super)、Coral、
Entre、FR(7f・PMC-3)、Nakamichi、
Supex、Grantz(GMC-10E)
Cタイプ
(1986年頃)
0.4mV 100Ω/22nF Audio-Technica
Supex、Coral
Dタイプ 0.1mV 470Ω/22nF FR(Iシリーズ)、Technics
Goldbug
34用 Aタイプ 0.2mV 100Ω/22nF Ortofon(SPU、MC10Super)
EMT、デンオン(DL1000A除く)
ダイナベクター、ソニー
ビクター、ヤマハ、FR
テクニクス(EPC-310MC)
Bタイプ 0.1mV 100Ω/22nF Ortofon(MCシリーズ)
デンオン(DL-1000A)
テクニカ(AT-1000MC)
アントレー、ナガオカ
テクニクス(EPC-305MC)
Cタイプ 0.4mV 100Ω/22nF テクニカ(AT-1000MC除く)
トーレンス(MCH-2)
スペックス(SD-900E、SDX-1000)
ソニー(XL-88)
                      quad44-73a
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