YAMAHA B4. 2台目修理記録
平成17年8月23到着  9月19日完成
注意 このAMPはシャーシにSPの線(アース側)を接続してはいけません。
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません。
    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
A. 修理前の状況
  • 23年ほど前に新品で購入、C−6と組み 合わせて使ってました。数年前から、音が出なくなったり、出たりで不調でした。

B. 原因・現状
  • 経年劣化

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換
    半固定VR交換
    初段FET(Field Effect Transistor)交換
    リレー交換  WBT SP端子に交換

D. 使用部品
  • 電解コンデンサー                           個
    半固定VR                              12個
    リレー                                 3個
    FET(Field Effect Transistor)                     2個
    WBT SP端子 WBT−0702     2組(定価で工賃込み)

E. 調整・測定

F. 修理費   94,900円

S. YAMAHA B4 の仕様(カタログ、マニアルより)

A. 修理前の点検状況 。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A1A. 点検中 上ケースを取る シールドがしっかり=放熱が悪い
A1B. 点検中  上ケース+シールドを取り外す、案の定電解コンデンサーの頭が少し膨れている
A2. 点検中 下から見る
A3. 点検中 SP端子 WBT SP端子 WBT−0702  が使用可能です
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1A. 修理前 R側-AMP基板
C1B. 修理後 R側-AMP基板 半固定VR4個、電解コンデンサー9個、FET(Field Effect Transistor)交換
C1C. 修理前 R側-AMP基板裏 
C1C1. 修理前 R側-AMP基板裏 半田不良ヶ所 
C1C2. 修理中 R側-AMP基板裏 半田不良ヶ所2 
C1D. 修理(半田補正)後 R側-AMP基板裏 全半田やり直しする
C1E. 完成R側-AMP基板裏 洗浄後
C2A. 修理前 L側-AMP基板
C2B. 修理後 L側-AMP基板 半固定VR4個、電解コンデンサー9個、FET(Field Effect Transistor)交換
C2C. 修理前 L側-AMP基板裏 
C2C1. 修理中 L側-AMP基板裏 半田不良ヶ所
C2C2. 修理中 L側-AMP基板裏 半田不良ヶ所2
C2D. 修理(半田補正)後 L側-AMP基板裏 全半田やり直しする
C2E. 完成L側-AMP基板裏 洗浄後
C3A. 修理前 R側-終段基板
C3B. 修理後 R側-終段基板 半固定VR2個、電解コンデンサー1個交換
C3C. 修理前 R側-終段基板裏 
C3D. 修理(半田補正)後 R側-終段基板裏 全半田やり直しする
C3E.完成R側-終段基板裏 洗浄後
C4A. 修理前 L側-終段基板
C4B. 修理後 L側-終段基板 半固定VR4個、電解コンデンサー9個、FET(Field Effect Transistor)交換
C4C. 修理前 L側-終段基板裏 
C4D. 修理(半田補正)後 L側-終段基板裏 全半田やり直しする
C4E. 完成L側-終段基板裏 洗浄後
C5A. 修理前 R側終段TR(トランジスター)
C5B. 修理後 R側終段TR(トランジスター)
C6A. 修理前 L側終段TR(トランジスター)
C6B. 修理後 L側終段TR(トランジスター)
C7A. 修理前 RCA端子基板 & VR基板
C7A1. 修理中 VR基板 ご覧の様に擦動子は真っ黒
                    VRはDC漏れのあるプリAMPを使用したので、抵抗体にキズがある
C7B. 修理後 RCA端子基板 & VR基板  フィルムコンデンサー2個交換
C7C. 修理前 RCA端子基板裏 & VR基板裏
C7D. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏 & VR基板裏 抵抗2個追加
C7E. 完成RCA端子基板裏 & VR基板裏 洗浄後 最近は脱フロンの為か、つや消しになる
C8A. 修理前 電源基板
C8B. 修理後 電源基板 リレー3個、電解コンデンサー6個交換
C8C. 修理前 電源基板のSP接続リレー部
C8D. 修理後 電源基板のSP接続リレー部
C8E. 修理前 電源基板裏
C8F. 修理(半田補正)後 電源基板裏
C8G. 完成電源基板裏 洗浄後
C9A. 修理中 SP接続リレー接点
C9B. 修理中 Aクラス/Bクラスの電圧切り替えリレー接点、出来るだけ通電時には切り替えしない事
           可動片まで焼けて色が変わっている、よって接点のみ磨いてもNGだし、手間が高く付く
CAA. 修理前 SP端子
CAB. 修理中 SP端子の穴開け
CAC. 修理後 SP端子
CBA. 修理前 表示ランプ配線
CBB. 修理後 表示ランプ配線
CCA. 修理前 表示ランプ基板裏、VR基板裏
CCB. 修理後 表示ランプ基板裏、VR基板裏
CCC. 完成表示ランプ基板裏、VR基板裏 洗浄後
CD. パネル清掃
CE. 交換部品
CFA. 修理前 上から見る
CFB. 修理後 上から見る
CFC. 修理前 下から見る
CFD. 修理後 下から見る
CFE. 修理後 後ろから見る、VRのツマミが付けて有りません
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 出力/歪み率測定
E2A. B級動作 R−SP出力電圧32V=128W 歪み率=0.03%  1000HZ 
E2B. B級動作 R−SP出力電圧32V=128W 歪み率=0.03%  400HZ
E2C. B級動作 L−SP出力電圧32V=128W 歪み率=0.03%  1000HZ
E2D. B級動作 L−SP出力電圧32V=128W 歪み率=0.03%  400HZ
E3A. A級動作 R−SP出力電圧16V=32W 歪み率=0.02%  1000HZ 
E3B. A級動作 R−SP出力電圧16V=32W 歪み率=0.02%  400HZ
E3C. A級動作 L−SP出力電圧16V=32W 歪み率=0.02%  1000HZ
E3D. A級動作 L−SP出力電圧16V=32W 歪み率=0.02%  400HZ
E4. 24時間エージング。 右は QUAD 405. 9台目
S. YAMAHA B4 の仕様(カタログ、マニアルより) 
型式 ステレオパワーアンプ  B−4
定格出力(10Hz〜30kHz、歪0.007%) ClassB=120W+120W(8Ω)
ClassA=30W+30W(8Ω)
パワーバンド幅(8Ω) ClassB=10Hz〜100kHz(歪0.02%、60W)
ClassA=10Hz〜100kHz(歪0.008%、15W)
入力感度/インピーダンス 1V/25kΩ(8Ω、100W)
周波数特性(8Ω、1W) mode DC
  • 10Hz=0dB
    1kHz=0dB
    100kHz=-1±1dB
mode AC 
  • 10Hz=-2±1dB
    1kHz=0dB
    100kHz=-1±1dB
全高調波歪率(8Ω) Class B
  • 10Hz〜50kHz(60W)=0.007%以下
    100kHz(60W)=0.02%以下
Class A
  • 0Hz〜50kHz(15W)=0.004%以下
    100kHz(15W)=0.008%以下
混変調歪率(8Ω) Class B(60W)=0.002%以下
Class A(15W)=0.002%以下
出力インピーダンスコントロール 可変インピーダンス範囲(1kHz)=+1Ω〜0Ω〜-1Ω
可変周波数帯域=10Hz〜20kHz
セパレーション 80dB以上(1kHz)
70dB以上(20kHz)
残留ノイズ(IHF-A) -87dBV
使用ヒューズ T5A250V
ACアウトレット unswitched=100W
電源 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 330W
外形寸法 幅435x高さ145.5x奥行381mm
重量 21kg
価格 ¥138,000(1978年頃)
                         b4-2-1w
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