HMA−9500mkU. 57台目修理記録 |
平成28年2月1日到着 3月31日完成 |
注意 このAMPはアースラインが浮いています。 AMPのシャーシにSPの線(アース側)やプリAMPのアースもも接続してはいけません。 RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません、+−の撚りのあるのも使用出来ません。 又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照 |
A. 修理前の状況
T. 修理前点検測定 B. 原因
C. 修理状況
F. 修理費 162,000円 オーバーホール修理。 S. HITACHI Lo−D HMA−9500mkU の仕様(マニアルより) |
A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。 A11. 点検中 前から見る |
A12. 点検中 前右から見る |
A13. 点検中 後から見る |
A14. 点検中 後左から見る |
A15. 点検中 上から見る |
A21. 点検中 下前から見る |
A22. 点検中 下前左から見る |
A23. 点検中 下後から見る |
A24. 点検中 下後右から見る |
A25. 点検中 下から見る。 |
A26. 点検中 下から見る。足が凹んでいる。 |
A31. 点検中 下蓋を取り、下から見る |
A32. 点検中 電源トランスの詰め物を見る。 変色、ヒビ割れも無。 |
A41. 点検中 電解コンデンサー外観比較、100μ/100V |
A42. 点検中 電解コンデンサー外観比較、220μ/100V |
A50. 点検中 交換されている電源コード+プラグ。電源コード(1.25スケア)、プラグ12A。 |
A502. 点検中 交換されている電源コード取り付け裏。 治具がないのか、接着固定。 |
A51. 点検中 使用する電源コードプラグ(Panasonic WF−5018)。 |
A52. 点検中 交換する電源コード(3.5スケア)、 PSE合格品なので被服が分厚い! |
A53. 点検中 交換する電源コード、 PSE合格品なので被服が分厚い! |
T. 修理前点検測定 。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。 T1. 出力・歪み率測定・調整。 「見方」。 上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。 表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。 上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。 下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。 表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。 下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。 下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。 よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。 |
T2. 1kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 1.27%歪み。 L側SP出力電圧32.5V=132W出力、 0.887%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。 |
T3. 10kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 1.39%歪み。 L側SP出力電圧32.5V=136W出力、 0.952%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。 |
T4. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。 |
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。 C11. 修理前 R側ドライブ基板 |
C12. 修理後 R側ドライブ基板 初段FET、バランス・バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換 ヒューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換。 |
C13. 修理前 R側ドライブ基板裏 |
C14. 修理中 R側ドライブ基板裏 定電圧TR(トランジスター)の足の銅箔を広げる。 |
C15. 修理(半田補正)後 R側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す。 普通はこれで完成。 |
C16. 完成R側ドライブ基板裏 洗浄後防湿材を塗る。 |
C17. 修理(清掃)中 R側放熱器裏の埃。 意外にも少ない。 |
C21. 修理前 L側ドライブ基板 |
C22. 修理後 L側ドライブ基板 初段FET、バランス/バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換 ヒューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換。 |
C23. 修理前 L側ドライブ基板裏 |
C24. 修理中 L側ドライブ基板裏 定電圧TR(トランジスター)の足の銅箔を広げる。 |
C25. 修理(半田補正)後 L側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す。 |
C26. 完成L側ドライブ基板裏 洗浄後、さらに防湿材を塗る。 |
C27. 修理(清掃)中 L側放熱器裏の埃。 意外にも少ない。 |
C31. 修理前 R側終段FET(電界トランジスター) |
C32. 修理中 R側終段FET(電界トランジスター)、取り付けよう絶縁マイカー 熱伝導の良い「シリコン製絶縁シート」は比誘電率が、シリコーンオイル=2.60〜2.75、雲母=5〜8と、 2倍の開きがあり、高域特性に影響が出るので、現在は未採用。 |
C33. 修理後 R側終段FET(電界トランジスター) |
C34. 修理前 L側終段FET(電界トランジスター) |
C35. 修理中 L側終段FET(電界トランジスター)、取り付けよう絶縁マイカー 熱伝導の良い「シリコン製絶縁シート」は比誘電率が、シリコーンオイル=2.60〜2.75、雲母=5〜8と、 2倍の開きがあり、高域特性に影響が出るので、現在は未採用。 |
C36. 修理後 L側終段FET(電界トランジスター) |
C41. 修理前 RLモジュール、 左右でバージョンが異なる。 |
C42. 修理前 RLモジュール裏。 |
C43. 修理後 RLモジュール裏。 TR(トランジスター)交換後軽くラッカーを吹きました。 |
C51. 修理前 電源基板。 |
C52. 修理中 電源基板。 電解コンデンサー固定するトルエン溶媒の接着剤。 |
C53. 修理後 電源基板。 トルエン溶媒の接着剤を取り去り、コートを塗布後。 |
C54. 修理後 電源基板 ヒューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー9個、整流ダイオード10個交換。 輪ゴムは接着材が硬化するまで固定する。 |
C55. 修理前 電源基板裏 |
C56. 修理(半田補正)後 電源基板裏 半田を全部やり直す。 パスコン足絶縁チューブは2重にする。 |
C57. 完成電源基板裏 洗浄後防湿材を塗る |
C58. 修理中 絶縁シート。 上真ん中に電解コンデンサーの足の穴が空いている。 |
C59. 修理中 絶縁シート。 右から2番目、電解コンデンサーの足が貫いている。 |
C61. 修理前 RCA端子 |
C62. 修理中 RCA端子取り付け穴。 |
C63. 修理後 RCA端子 WBT−0201 使用。 |
C64. 修理中 RCA端子取り付ナットは治具を使い締結する。 |
C65. 修理前 入力RCA端子基板 |
C66. 修理前 入力RCA端子基板裏 |
C67. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏 半田を全部やり直す フイルムコンデンサー2個増設 |
C68. 完成RCA端子裏 洗浄後防湿材を塗る。 |
C69. 修理中 RCA端子基板の切り換えSW分解。 |
C6A. 修理中 RCA端子基板の切り換えSW分解。端子を洗浄する。 |
C6B. 修理中 RCA端子基板の切り換えSW分解。 使用するのは端の1回路のみ、内側の綺麗な接触子と交換して組む。 |
C6C. 修理後 RCA端子基板の切り換えSW分解。 |
C71. 修理前 R−SP端子 |
C72. 修理中 R−SP接続端子穴加工前 |
C73. 修理中 R−SP接続端子穴加工後 |
C74. 修理(交換)後 R−SP端子、 WBT−0702PL 使用。 |
C75. 修理前 R−SP端子裏配線 |
C76. 修理後 R−SP端子裏配線。 WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした。理由はこちら |
C81. 修理前 L−SP端子 |
C82. 修理中 L−SP接続端子穴加工前 |
C83. 修理中 L−SP接続端子穴加工後 |
C84. 修理(交換)後 L−SP端子、 WBT−0702PL 使用。 |
C85. 修理前 L−SP端子裏配線。 電源コードが接着材で固定? |
C86. 修理後 R−SP端子裏配線。 WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした。理由はこちら |
C91. 修理前 電源ケーブル取り付け部。電源コードが細いのと、交換されている。 |
C92. 修理中 電源ケーブル取り付け部穴加工前。 SP接続端子との距離を取る為に、下右方向へ広げる為、昔ながらのヤスリで削る。 |
C93. 修理中 電源ケーブル取り付け部穴加工後 |
C94. 修理後 電源ケーブル取り付け部 |
C95. 修理中 電源ケーブル端末処理。 |
C96. 修理前 ラグ端子に電源ケーブル取り付。 |
C97. 修理中 ラグ端子に電源ケーブル取り付。 |
C98. 修理後 ラグ端子に電源ケーブル取り付。 |
C99. 修理中 3Pプラグにケーブル取り付。 差し込み固定が一般ですが、時計方向に巻き付けると良い。 上のK線=巻き付いた端側、 下の白線=挿入した側。止めビスは未締結です。 これで差し込み固定の3倍位接触面積が増し、接触抵抗が低くなる。 |
C9A. 修理中 3Pプラグにケーブル取り付。差し込み固定が一般ですが、時計方向に巻き付けると良い、反対側。 上の白線=巻き付いた端側、 下のK線=挿入した側。止めビスは未締結です。 これで差し込み固定の3倍位接触面積が増し、接触抵抗が低くなる。 |
C9B. 完成 3Pプラグにケーブル取り付。 被覆部も十分に差し込む。 |
C9C. 完成 3Pプラグにケーブル取り付。 被覆部も十分に差し込む、反対側。 |
C9D. 修理前 交換されている電源コード取り付け裏。 治具がないのか、接着固定。 |
C9E. 修理後 電源コード取り付け裏。 |
CA1. 修理前 R側ドライブ基板へのラッピング線 |
CA2. 修理後 R側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる |
CA3. 修理前 L側ドライブ基板へのラッピング線 |
CA32. 修理中 L側ドライブ基板へのラッピング線。 ヒゲが出ている! |
CA4. 修理後 L側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる |
CA5. 修理前 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線 |
CA6. 修理後 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる |
CA7. 修理前 L側ドライブ基板−電源基板 |
CA8. 修理後 L側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる |
CB1. 交換した部品 |
CD1. 修理前 下から見る |
CD2. 修理後 下から見る |
CD3. 完成 綺麗なお尻で帰ります |
CD4. SP端子WBT−0702PLには サンドイッチスペードが似合います WBT 0681Agを挿した所。 |
CD5. SP端子WBT−0702PLには サンドイッチスペードが似合います WBT 0681Cuを挿した所。 |
CD6. RCA端子WBT RCA端子 WBT−0201にはWBT−0102Cuが似合います。 |
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。 E1. 出力・歪み率測定・調整 「見方」。 上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。 表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。 上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。 下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。 表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。 下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。 下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。 よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。 |
E21. 50Hz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.00367%歪み。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0032%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。 |
E22. 100Hz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.00429%歪み。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0038%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。 |
E23. 500Hz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0064歪み。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.00544%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。 |
E24. 1kHz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0075%歪み。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0073%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。 |
E25. 5kHz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0148%歪み。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0175%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。 |
E26. 10kHz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0166%歪み。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0206%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。 |
E27. 50kHz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0174%歪み。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0192%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。 |
E28. 100kHz入力、R側SP出力電圧32V=128W出力、 0.0281%歪み。 L側SP出力電圧32V=128W出力、 0.0282%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。 このAMPの特色で、全く落ちない! |
E3. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。 終段FET(電界効果トランジスター)用電源には、さらにフイルムコンデンサー追加する。 |
E4. 完成 24時間エージング。 左はMcintosh C22. 9台目 |
9500m57-36 |
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