McIntosh MC2255. 3台目修理記録
 同時修理機器  MC2255 2台目  C29 2台目  平成20年2月28日持込  4月14日完成
A. 修理前の状況
  • オーバーホール修理依頼。

T. 修理前点検測定

B. 原因
  • 経年劣化。

C. 修理状況

D. 使用部品
  • 電解コンデンサ−     39個ミューズ使用。
    OP−AMP         2個。
    フイルム・コンデンサ−  12個。
    半固定VR          6個。

E. 調整・測定

F. 修理費  98,000円   オーバーホール修理。

S. McIntosh MC2255 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A1. 修理前点検中  メーターカバーを取り、上から見る、黄色テープは識別の為
mcintosh MC2255
A2. 修理前点検中 下ケースと全面パネルを取り、下から見る
mcintosh MC2255
A3. 修理前点検中 電源・整流部分
mcintosh MC2255
A4. 修理前点検中 R−AMP基板下のステンレスシャーシの錆び、ステンレスは釘1本+水分で錆が発生する
mcintosh MC2255
A5. 修理前点検中 L−AMP基板下のステンレスシャーシの錆び、ステンレスは釘1本+水分で錆が発生する
mcintosh MC2255
T. 修理前測定
T1. 出力・歪み率測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
mcintosh MC2255
T2. R−SP出力44V=242W。 0.6%歪み(1%レンジ) 1000HZ。
mcintosh MC2255
T3. R−SP出力45V=253W。 0.7%歪み(1%レンジ) 400HZ。
mcintosh MC2255
T4. L−SP出力45V=253W。 0.7%歪み(1%レンジ) 1000HZ
mcintosh MC2255
T5. L−SP出力45V=253W。 0.9%歪み(1%レンジ) 400HZ。
mcintosh MC2255
C. 修理状況
C11. 修理前 R−AMP基板
C12. 修理後 R−AMP基板 OP−AMP(撮影後)、電解コンデンサー9個、半固定VR2個交換
C13. 修理前 R−AMP基板裏
C14. 修理(半田補正)後 R−AMP基板裏。 全半田やり直す。
C15. 完成R−AMP基板裏。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C21. 修理前 L−AMP基板
C22. 修理後 L−AMP基板 OP−AMP(撮影後)、電解コンデンサー9個、半固定VR2個交換
C23. 修理前 L−AMP基板裏
C24. 修理(半田補正)後 L−AMP基板裏。 全半田やり直す。
C25. 完成L−AMP基板裏。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C31. 修理前 定電圧・制御基板
C32. 修理後 定電圧・制御基板 電解コンデンサー11個交換
C33. 修理前 定電圧・制御基板裏
C331. 修理前 定電圧・制御基板裏、半田不良
C332. 修理前 定電圧・制御基板裏、半田不良2
C333. 修理前 定電圧・制御基板裏、洗浄不足が原因の半田腐食、やがて接触不良になる
C34. 修理(半田補正)後 定電圧・制御基板裏。 全半田やり直す。
C35. 完成定電圧・制御基板裏。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C41. 修理前 VU−AMP基板
C42. 修理後 VU−AMP基板 電解コンデンサー9個交換
C43. 修理前 VU−AMP基板裏
C44. 修理(半田補正)後 VU−AMP基板裏。 基板銅箔を補修し、全半田やり直す。
C45. 完成VU−AMP基板裏。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C51. 修理中 前パネル・上蓋を取り、メータ・イルミネーション・ランプやLED表示基板修理
C52. 修理後 メータ・イルミネーション・ランプ
C53. 修理前  R側メータ・イルミネーション・ランプ基板裏
C54. 修理(半田補正)後  R側メータ・イルミネーション・ランプ基板裏。 全半田やり直す。
C55. 完成R側メータ・イルミネーション・ランプ基板裏。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C56. 修理前  L側メータ・イルミネーション・ランプ基板裏
C57. 修理(半田補正)後  L側メータ・イルミネーション・ランプ基板裏。 全半田やり直す。
C58. 完成L側メータ・イルミネーション・ランプ基板裏。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C61. 修理前 Status・LED表示基板
C62. 修理後 Status・LED表示基板
C63. 修理前 Status・LED表示基板裏
C64. 修理(半田補正)後 Status・LED表示基板裏。 全半田やり直す。
C65. 完成Status・LED表示基板裏。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C71. 修理中 入力切替SW
C72. 修理前 入力切替SW基盤
C73. 修理後 入力切替SW基盤 電解コンデンサー2個交換
C74. 修理前 入力切替SW基盤裏
C75. 修理(半田補正)後 入力切替SW基盤裏。 全半田やり直す。
C76. 完成入力切替SW基盤裏。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C81. 終段ユニット修理中
C82. 修理前 R側終段ユニット
C83. 修理(半田補正)後 R側終段ユニット。 全半田やり直す。
C84. 完成R側終段ユニット。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C85. 修理前 R側終段ユニット1
C86. 修理(半田補正)後 R側終段ユニット1。 全半田やり直す。
C861. 修理(半田補正)後 R側終段ユニット1、引き出し線
C87. 完成R側終段ユニット1。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C88. 修理前 R側終段ユニット2
C89. 修理(半田補正)後 R側終段ユニット2。 全半田やり直す。
C891. 修理(半田補正)後 R側終段ユニット2、引き出し線
C8A. 完成R側終段ユニット2。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C91. 修理前 L側終段ユニット
C92. 修理(半田補正)後 L側終段ユニット。 全半田やり直す。
C93. 完成L側終段ユニット。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C94. 修理前 L側終段ユニット1
C95. 修理(半田補正)後 L側終段ユニット1。 全半田やり直す。
C951. 修理前 L側終段ユニット1、引き出し線
C952. 修理(半田補正)後 L側終段ユニット1、引き出し線
C96. 完成L側終段ユニット1。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C97. 修理前 L側終段ユニット2
C98. 修理(半田補正)後 L側終段ユニット2。 全半田やり直す。
C981. 修理(半田補正)後 L側終段ユニット2、引き出し線
C982. 修理(半田補正)後 L側終段ユニット2、引き出し線
C9A. 完成L側終段ユニット2。 洗浄後、防湿剤を塗布。
CB1. 修理前 R−AMP基板下のステンレスシャーシの錆び、ステンレスは釘1本+水分で錆が発生する
CB2. 修理(清掃)中 CRCで吹くと少しは落ちる、これで錆の増殖が止まると良いのだが?
CB3. 修理(清掃)後 CRCではこの程度の効果
CB4. 修理前 L−AMP基板下のステンレスシャーシの錆び、ステンレスは釘1本+水分で錆が発生する
CB5. 修理(清掃)中 CRCで吹くと少しは落ちる、これで錆の増殖が止まると良いのだが?
CB6. 修理(清掃)後 CRCではこの程度の効果
CC. 交換部品
CD1. 修理前 上から見る
CD2. 修理後 上から見る
CD3. 修理前 下から見る
CD4. 修理後 下から見る
E. 調整・測定
E1. 出力・歪み率測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
mcintosh MC2255
E2A. R−SP出力46V=264W。 0.05%歪み(0.1%レンジ) 1000HZ。
mcintosh MC2255
E2B. R−SP出力46V=264W。 0.04%歪み(0.1%レンジ) 400HZ。
mcintosh MC2255
E3A. L−SP出力46V=264W。 0.04%歪み(0.1%レンジ) 1000HZ
mcintosh MC2255
E3B. L−SP出力46V=264W。 0.04%歪み(0.1%レンジ) 400HZ。
mcintosh MC2255
E4. その時の出力メータ
mcintosh MC2255
E7. 完成 24時間エージング 右は、McIntosh C29 2台目
mcintosh MC2255
S. MC2255 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオパワーアンプ MC2255
実効出力 stereo=250W+250W(1Ω〜8Ω)
mono =500W(0.5Ω〜16Ω)
入力感度/インピーダンス 750mV、2.5V/50kΩ(切換可)
入力レベル調整 左右独立連続可変
全高調波歪率 0.02%(0.25W〜実効出力時、20Hz〜20kHz)
混変調歪率 0.02%(0.25W〜実効出力時、20Hz〜20kHz)
周波数特性 20Hz〜20kHz +0 -0.25dB
SN比 95dB
ダンピングファクター 30以上
入力インピーダンス 50kΩ
入力感度 0.5V〜2.5V調整可
パワーガード 2%以下(1kHz、20dB)
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 1.4kW(実効出力時)
外形寸法 幅411×高さ181×奥行368mm
重量 37.2kg
価格 1,098,000、1981年6月発売
                      2225-3-2j
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