McIntosh MC2105 修理記録
 同時修理機器 C−28. 4台目                 平成20年6月9日到着  9月9日完成
A. 修理前の状況
  • 漏電している
    左側の出力がおかしい

B. 原因
  • 各部経年劣化

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換。
    配線手直し、補強。
    経年劣化による各部ハンダ補正。
    電源コード交換。
    電源投入回路変更。

D. 使用部品
  • 電解コンデンサ−     12個ミューズ使用。
    底足              2個。
    電源コード          1本。
    リレー             1個。

E. 調整・測定

F. 修理費  95,000円   オーバーホール修理

S. McIntosh MC2105 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A1A. 点検中  外観前から見る。
A1B. 点検中  外観右横から見る。
A1C. 点検中  外観左横から見る。
A1D. 点検中  外観後から見る。
A1E. 点検中  外観上から見る。
A1F. 点検中  外観下から見る。
A2A. 点検中  カバーを取り、上から見る。電解コンデンサーは片側のみ清掃。
A2B. 点検中  カバーを取り、清掃後、上から見る。
A2C. 点検中  放熱の悪い内側電解コンデンサーがビニールの剥けが多い。
A3A. 点検中  下カバーを取り、清掃後。
A3B. 点検中 電源トランスの止めネジのリベットが切れている。3本で固定されている。
A4A. 点検中 電源ラインの絶縁測定
A4B. 点検中 電源ラインの絶縁測定。 30MΩ/500V で少し絶縁不良。 
C. 修理状況
C1. 全面パネルを取り、修理中
C1A. 修理前 R−AMP基板
C1B. 修理後 R−AMP基板 電解コンデンサー2個交換
C1C. 修理前 R−AMP基板裏
C1D. 修理(半田補正)後 R−AMP基板裏。 半田を全部やり直す。
C1E. 完成R−AMP基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C2A. 修理前 L−AMP基板
C2B. 修理後 L−AMP基板 電解コンデンサー2個交換
C2C. 修理前 L−AMP基板裏
C2D. 修理(半田補正)後 L−AMP基板裏。 半田を全部やり直す。
C2E. 完成L−AMP基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C3A. 修理前 プリAMP基板
C3B. 修理後 プリAMP基板 電解コンデンサー6個交換
C3C. 修理前 プリAMP裏
C3D. 修理(半田補正)後 プリAMP基板裏。 半田を全部やり直す。
C3E. 完成定電圧プリAMP基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C5A. 修理前 VU_AMP基板
C5B. 修理後 VU_AMP 電解コンデンサー2個交換 
C5C. 修理前 VU_AMP基板裏
C5D. 修理(半田補正)後 VU_AMP基板裏。 半田を全部やり直す。
C5E. 完成VU_AMP基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C6A. 修理後 電源投入リレー新設
C7A. 修理前 電源コード周り
C7B. 修理後 電源コード交換後
C8A. 修理中 電源SW分解・修理中、接点復活材を使用したのか? 絶縁不良に成っている
C8B. 修理中 電源SW分解・修理中2、接点復活材を使用したのか? 絶縁不良に成っている
C9A. 修理(清掃)中 パネル裏の配光板
C9B. 修理(清掃)中 パネル裏
CAA. 修理前 下足、3個しかない
CAB. 修理後 下足、後2個を交換
CB. 交換部品
CCA. 修理前 上から見る
CCB. 修理後 上から見る
CCC. 修理前 下から見る
CCD. 修理後 下から見る
E. 調整・測定
E1. 出力・歪み率測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
E2A. R−SP出力32V=128W。 0.08%歪み(0.1%レンジ) 1000HZ。
E2B. R−SP出力32V=128W。 0.06%歪み(0.1%レンジ) 400HZ。
E3A. L−SP出力32V=128W。 0.09%歪み(0.1%レンジ) 1000HZ
E3B. L−SP出力32V=128W。 0.07%歪み(0.1%レンジ) 400HZ。
E4. その時の出力メータ
E7. 完成 24時間エージング 左は、真空管FMチューナ「McIntosh MR−65B
S. McIntosh MC2105 の仕様(マニアル・カタログより) 
型式 パワーアンプMC2105、出カトランス付
実効出力(両ch駆動) 105W+105W(4,6,8Ω)
ダンピングファクター 18/4Ω, 13/8Ω, 10/16Ω,
全高調波歪率 0.25%以下(20Hz〜20kHz、定格出力時)
混変調歪率 0.25%以下(20Hzから20kHz、定格出力時)
出力帯域幅(IHF、両ch動作、THD0.03%) 5Hz〜80kHz
周波数特性(定格出力時) 20Hz〜20kHz +0・−0.1dB、
15Hz〜60kHz +0・−0.5dB、
10Hz〜100kHz +0・−3dB
入力感度/入力インピーダンス 0.5V(レベル調整付)/200kΩ
ハム及び雑音 90dB以上(定格出力時)
出力メーター ピークロッキング型、
メーター感度切換: 0dB、定格出力: −10dB、 −20dB、
その他 左右出力ゲインコントロールVR付き、
スピーカーSW付き、
ヘッドホン端子有り
消費電力 75W〜430W(定格出力時)
外形寸法 W(幅) : 425.00mm  H(高さ) : 180.00mm  D(奥行) : 370.00mm
重量 29.20kg
価格 ¥508,000 発売1967年
マッキントッシュによる初のソリッドステート式パワーアンプ
                      2105-1-1h
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