MICROSEIKI SX−111FV. 3台目修理記録
「同時修理 RP1110. 12台目」     平成24年5月9日到着  5月21日完成
A. 修理前の状況
  • 重量級のアナログプレイヤーで音楽を聴きたくなり、探した所、MICRO SX111FVを手に入れることができました。外観は表面がくすんで所々 に傷もあります。また、回転させるとモーターあたりからの異音が 大きいように思えます。
    オーバーホー ル修理依頼。


B. 原因
  • 各部経年劣化


C. 修理状況
  • 本体基板修理。
    モータ修理。
    ターンテーブル清掃・研磨・点検・注油。
    本体木部修理。
    3Pインレット取り付け。

W. 下蓋及び本体木部 修理状況

D. 使用部品
  • 電解コンデンサー    10個。
    半固定VR        2個。
    フイルムコンデンサー  2個。
    3Pインレット     1個。 FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ。

E. 調整・測定

F. 修理費   99,000円

S. MICRO SEIKI SX−111FV の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の点検状況
A11. 点検中、前から見る。
A12. 点検中、前右から見る。
A13. 点検中、後から見る。
A14. 点検中、後左から見る。
A22. 点検中、下前左から見る。
A24. 点検中、下後右から見る。
A31. 点検中、上から見る。
A32. 点検中、ガラステーブルを見る。
A33. 点検中、テーブル軸を見る。
A41. 点検中 下から見る。
A42. 点検中 下蓋を外し、下から見る。
A51. 点検中、ターンテーブル。
A52. 点検中、上ターンテーブル裏。
A522. 点検中、ターンテーブル裏、腐食も無く綺麗。
A523 点検中、ターンテーブル裏、腐食も無く綺麗2。
A61. 点検中、駆動モーター取り付け部。
A62. 点検中、アーム取り付け部。
C. 修理状況
C11. 修理前 制御基板
C12 .修理後 制御基板、 半固定VR2個、電解コンデンサー7個、フイルムコンデンサー2個交換
C13. 修理前 制御基板裏
C14. 修理(半田補正)後 制御基板裏
C15. 完成制御基板基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C21. 修理前 電源・フューズ基板
C41. 修理後 電源・フューズ基板、 電解コンデンサー3個交換
C43. 修理前 電源・フューズ基板裏
C44. 修理(半田補正)後 電源・フューズ基板裏
C45. 完成電源・フューズ基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C51. 修理中 モーター取り出す
C52. 修理中 モーター上側軸受け、 キズ少しあり。
C53. 修理中 モーター固定子巻き線。
C54. 修理中 モーター下側軸受け、 少しキズあり。
C61. 修理中 モーター回転子FG磁石、少し錆びが出ている。
C62. 修理後 モーター回転子FG磁石、錆びを落とす。
C63. 修理中 モーター回転子、軸側。 少し錆びが出ている。
C64. 修理後 モーター回転子、軸側。錆びを落とす。
C65. 修理中 モーター回転子、横から。 少し錆びが出ている。
C66. 修理中 モーター回転子、軸側。 錆びを落とす。
C67. 修理中 モーター回転子軸、 縦横比変更してあります。
C71. 修理中 モーターFGコイル。
C712. 修理中 モーターFGコイル、 接着材が劣化して浮き上がっている。
C72. 修理中 モーター下側軸受け。
C73. 修理中 モーターFGコイル、絶縁コートで固定する。
C74. 修理前 モーター移動用ラック歯車。
C75. 修理後 モーター移動用ラック歯車。
C81. 修理前 電源コンセントパネル。
C82. 修理後 電源コンセントパネル。
C81. 交換部品
C91. 修理前  下から見る
C92. 修理後  下から見る
C95. 完成、下から見る。
C96. 完成。
W. 下蓋及び本体木部 修理状況
W11. 修理前 本体下。
W12. 修理中 本体下。 水性木工ボンドを塗布する。
W13. 修理後 本体下。 乾燥後さらに割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W20. 修理前 本体下、 前から。
W21. 修理中 本体下、 前から。 水性木工ボンドを塗布する。
W22. 修理後 本体下、 前から。 乾燥後さらに割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W23. 修理前 本体下、 右から。 
W24. 修理中 本体下、 右から。 水性木工ボンドを塗布する。
W25. 修理後 本体下、 右から。 乾燥後さらに割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W26. 修理前 本体下、 後から。
W27. 修理中 本体下、 後から。 水性木工ボンドを塗布する。
W28. 修理後 本体下、 後から。 乾燥後さらに割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W29. 修理前 本体下、 左から。
W2A. 修理中 本体下、 左から。 水性木工ボンドを塗布する。
W2B. 修理後 本体下、 左から。 乾燥後さらに割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W31. 修理前 本体下、 モーター取付け部。
W32. 修理中 本体下、 モーター取付け部。 水性木工ボンドを塗布する。
W33. 修理後 本体下、 モーター取付け部。 乾燥後さらに割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W34. 修理前 本体下、 端子取付け部。
W35. 修理中 本体下、 端子取付け部。 水性木工ボンドを塗布する。
W36. 修理中 本体下、 端子取付け部。 乾燥後さらに割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W37. 修理前 本体下、 操作部。
W38. 修理中 本体下、 操作部。 水性木工ボンドを塗布する。
W39. 修理中 本体下、 操作部。 乾燥後さらに割れを防ぐのに、ペンキを塗る。
W41. 修理前 アーム取り付け穴横。
W42. 修理後 アーム取り付け穴横、 水性木工ボンドを塗布する。
W43. 修理前 本体下、 モーター取付け部横。
W44. 修理後 本体下、 モーター取付け部横。 水性木工ボンドを塗布する。
W51. 修理前 底板表。
W52. 修理(塗装)後 底板表、キズを消す為と割れを防ぐのに、ラッカーを吹く。
W53. 修理前 底板裏側。
W54. 修理(塗装)後 底板裏側。 さらに、キズを消す為と割れを防ぐのに、ラッカーを吹く。
W61. 修理前 底板裏側、 前から。
W62. 修理中 底板裏側、 前から。 圧縮材に、水性木工ボンドを塗布する。
W63. 修理(塗装)後 底板裏側、 前から。 さらに、キズを消す為と割れを防ぐのに、ラッカーを吹く。
W64. 修理前 底板裏側、 右から
W65. 修理中 底板裏側、 右から。 圧縮材に、水性木工ボンドを塗布する。
W66. 修理(塗装)後 底板裏側、 右から。 さらに、キズを消す為と割れを防ぐのに、ラッカーを吹く。
W67. 修理前 底板裏側、 後から
W68. 修理中 底板裏側、 後から。 圧縮材に、水性木工ボンドを塗布する。
W69. 修理(塗装)後 底板裏側、 後から。 さらに、キズを消す為と割れを防ぐのに、ラッカーを吹く。
W6A. 修理前 底板裏側、 左から
W6B. 修理中 底板裏側、 左から。 圧縮材に、水性木工ボンドを塗布する。
W6C. 修理(塗装)後 底板裏側、 左から。 さらに、キズを消す為と割れを防ぐのに、ラッカーを吹く。
W71. 修理中 底板裏、トランスカバーを取付ける所。
W72. 修理中 底板裏、トランスカバーを取付ける所、水性木工ボンドを塗布する。
W73. 修理(塗装)後 底板裏、トランスカバーを取付ける所、キズを消す為と割れを防ぐのに、ラッカーを吹。
W74. 修理前 底板裏、アーム取り付け穴。
W75. 修理中 底板裏、アーム取り付け穴、水性木工ボンドを塗布する。
W76. 修理中 底板裏、アーム取り付け穴、裏の圧縮材、さらに、キズを消す為と割れを防ぐのに、ラッカーを吹く。
W81. 修理前 底板蓋止めネジや基板止めネジの目が潰れた物、これを取り除いたのが、左端の2本。
W82. 修理前 底板蓋止めネジや基板止めネジ。「同時修理 RP1110. 12台目」 のも含まれています。
W83. 修理(塗装)中 底板蓋止めネジや基板止めネジ、錆止めにラッカーを吹き付ける。
E. 調整・測定
E1.  ストロボで測定。「33回転」
E2.  ストロボで測定。「45回転」
E5. 完成。  24時間エージング、左は「Technics SP−10mkV.13台目
S. MICRO SEIKI SX−111FV の仕様(マニアル・カタログより) 
型名 SX-111FV. F=Float、V=Vacuum
ターンテーブル 砲金製
ターンテーブル重量 10kg
イナーシャ 1,500kg・cm2
速度微調整 ±6%
外形寸法 532mmW×230mmH×440mmD
重量 27kg
付属エアポンプユニット外形寸法 200mmW×217mmH×360mmD
付属エアポンプユニット重量 6.3kg
定価 \380,000(1983年発売 )
                 sx111fv4-2x
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