Mcintosh MC240 修理記録 | ||||||||||||||||||||||||
平成17年3月19日到着 平成22年9月1日完成 | ||||||||||||||||||||||||
A. 修理前の状況
B. 原因
C. 修理状況
T. TubeTester HickokTV−2B/Uによる付属真空管測定
D. 使用部品
E. 調整・測定 F. 修理費 113,000円 「オーバーホール修理」 「但し、真空管は別途」 S. Mcintosh MC240 の仕様(マニアル・カタログより) このクラスの6L6GCは良質な物を選択すること。 又、前段の12AX7/12BH7と直結なので、此方も同様の配慮が必要。 |
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A. 修理前の点検状況 A11. 点検中 上から見る、平行輸入品の115V仕様? |
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A12. 点検中 下から見る 275とは異なり高圧は倍電圧整流で少し低い | ||||||||||||||||||||||||
A21. 点検中 SP端子がくたびれています 交換します | ||||||||||||||||||||||||
A31. 点検中 RL共前段のプレート抵抗が焼損しています このAMPは終段6L6GCと前段の12AX7・12BH7と直結なので、良質なものを選択する配慮が必要。 前段12AX7・12BH7の不良は終段6L6GCをダメにします。 |
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A41. 点検中 右のパワーサミスターの熱で電源コードが溶けています 電源に入れてある突入電流保護 25度で10オーム位発熱する事で2オーム位になる、抵抗が減る。 本来ならば、遅延リレーを挿入する。 高級AMPは皆入っている <<詳しくは此方参考>> 電源ケーブルやプラグを替えると、音が良くなったと考える人は、先ずこれを交換すれば数倍良くなるのでは? 但し、電源は115Vでは無くなります |
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A42. 点検中 電源電圧=115V ヒーター電圧=6.3Vの測定 このAMPが115V仕様確定です | ||||||||||||||||||||||||
A43. 点検中 パワーサミスターの電圧測定 約3.1V 給電源電圧115V−3.1V=111.9V 何と高いステップアップを使用しなくて、一般のトランスが使用できる 使用出来るトランス A.12V/3Aのヒータートランス 100V+12V=112V B.5V/3Aと6.3V/3Aのヒータートランス 100V+5V+6.3V=111.3V 但し、突入電流(ラッシュカレント)対策が必要 |
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A51. 点検中 真空管点検 長期保存か? 足の付け根が腐食している | ||||||||||||||||||||||||
A52. 点検中 真空管点検 足の付け根が腐食している 拡大1 | ||||||||||||||||||||||||
A53. 点検中 真空管点検 足の付け根が腐食している 拡大2 | ||||||||||||||||||||||||
A61. 点検中 交換する6L6GCのGTソケット、12AX7のMT9ピンソケット比較 | ||||||||||||||||||||||||
A71. 点検中 電解コンデンサーの液漏れで腐食した取り付けリベット | ||||||||||||||||||||||||
A81. 点検中 倍電圧用電解コンデンサーの比較。 左=付いている物(250μF/250WV))、右=交換する者(1300μF/400WV)) |
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A82. 点検中 整流用電解コンデンサーの比較、 上=付いている物(100μF/500WV+30μF/450WV))、下=交換する者(100μF×2/500WV)) |
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C. 修理状況 C11. 修理前 SP接続端子 |
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C12. 修理(交換)後 SP接続端子 | ||||||||||||||||||||||||
C21. 修理前 基板 | ||||||||||||||||||||||||
C22. 修理後 基板、抵抗4個交換 | ||||||||||||||||||||||||
C231. 修理前 基板L側 | ||||||||||||||||||||||||
C232. 修理後 基板L側 | ||||||||||||||||||||||||
C233. 修理前 基板R側 | ||||||||||||||||||||||||
C234. 修理後 基板R側 | ||||||||||||||||||||||||
C24. 修理前 基板裏 | ||||||||||||||||||||||||
C25. 修理後 基板裏、電解コンデンサー2個、フイルムコンデンサー14個交換 | ||||||||||||||||||||||||
C261. 修理前 基板裏L側 | ||||||||||||||||||||||||
C262. 修理後 基板裏L側 | ||||||||||||||||||||||||
C263. 修理前 基板裏R側 | ||||||||||||||||||||||||
C264. 修理後 基板裏R側 | ||||||||||||||||||||||||
C31. 修理前 V8−V9(6L6GC)ソケット周り配線 | ||||||||||||||||||||||||
C32. 修理後 V8−V9(6L6GC)ソケット周り配線、電解コンデンサー2個追加 | ||||||||||||||||||||||||
C33. 修理前 V10−V11(6L6GC)ソケット周り配線 | ||||||||||||||||||||||||
C34. 修理後 V10−V11(6L6GC)ソケット周り配線 | ||||||||||||||||||||||||
C41. 修理前 V1(12AX7)−V2(12AU7)−V3(12BH7)ソケット周り配線 | ||||||||||||||||||||||||
C42. 修理後 V1(12AX7)−V2(12AU7)−V3(12BH7)ソケット周り配線、フイルムコンデンサー2個交換 | ||||||||||||||||||||||||
C43. 修理前 V4(12AX7)−V5(12AU7)−V6(12BH7)−V73(12AX7)ソケット周り配線 | ||||||||||||||||||||||||
C44. 修理後 V4(12AX7)−V5(12AU7)−V6(12BH7)−V73(12AX7)ソケット周り配線 | ||||||||||||||||||||||||
C53. 修理後 電源周り、ブロック電解コンデンサー2個交換 | ||||||||||||||||||||||||
C54. 修理前 倍電圧ブロック電解コンデンサー周り配線 | ||||||||||||||||||||||||
C55. 修理後 倍電圧ブロック電解コンデンサー周り配線 | ||||||||||||||||||||||||
C56. 修理前 ブロック電解コンデンサー周り配線 | ||||||||||||||||||||||||
C57. 修理後 ブロック電解コンデンサー周り配線 | ||||||||||||||||||||||||
C61. 修理前 整流基板 | ||||||||||||||||||||||||
C62. 修理後 整流基板、電解コンデンサー1個、ダイオード3個交換 | ||||||||||||||||||||||||
C63. 修理前 整流基板裏 | ||||||||||||||||||||||||
C64. 修理後 整流基板裏 | ||||||||||||||||||||||||
C71. 修理前 フューズ・ポジスター・リモートソケット周り配線 | ||||||||||||||||||||||||
C72. 修理後 フューズ・ポジスター・リモートソケット周り配線 | ||||||||||||||||||||||||
C73. 修理前 入力VR周り配線 | ||||||||||||||||||||||||
C74. 修理後 入力VR周り配線、フイルムコンデンサー2個交換 | ||||||||||||||||||||||||
C81. 修理前 真空管ソケット | ||||||||||||||||||||||||
C82. 修理(交換)後 真空管ソケット | ||||||||||||||||||||||||
C83. 修理(ソケット配線)中 真空管ソケットには、ピン固定の為、ジャンク真空管を挿入する。 | ||||||||||||||||||||||||
C91. 交換部品 | ||||||||||||||||||||||||
CA1. 修理前 上から | ||||||||||||||||||||||||
CA2. 修理後 上から | ||||||||||||||||||||||||
CA3. 修理前 下から | ||||||||||||||||||||||||
CA4. 修理後 下から | ||||||||||||||||||||||||
E. 調整・測定 E1. 調整・出力測定 <見方> 下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定 下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル) 下段中右上=周波数計 上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用 上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力 上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用 上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測) 下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定 個人輸入器なので電源電圧は115V−50HZ |
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E21. R側SP出力21V=55W 歪み率=0.3%(1%レンジ) 1000HZ | ||||||||||||||||||||||||
E22. L側SP出力21V=55W 歪み率=0.3%(1%レンジ) 1000HZ | ||||||||||||||||||||||||
E31. R側SP出力21V=55W 歪み率=0.2%(1%レンジ) 400HZ | ||||||||||||||||||||||||
E32. L側SP出力21V=55W 歪み率=0.3%(1%レンジ) 400HZ | ||||||||||||||||||||||||
E4. 測定電源電圧=115V、 その時のヒータ電圧=6.3V | ||||||||||||||||||||||||
E5. 24時間エージング中 | ||||||||||||||||||||||||
T. TubeTester HickokTV−2B/Uによる付属真空管測定 T1. 右のデジタルオシロはデモで拝借、 YOKOGAWA DLM2024 |
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T11. 付属12BH7「1」ユニット1測定=2740μmho Cレンジ=3000μmhoレンジでの測定、「Ep=250V、Eg1=−10.5V」 真空管ハンドブック(規格表)の、 「12BH7」相互コンダクタンス=3100μmho「Ep=250V、Eg1=−10.5V、IP=11.5mA」 1960/1962/1964/1966ナショナル真空管ハンドブック、1995オーディオ用真空管マニアル、60/62/69東芝電子管ハンドブック、1962日立電子管ハンドブック、1965/1971全日本真空管マニュアル、RC15/19/26/27/28/29/30 Receiving Tube Manual、1966実用真空管ハンドブック、1995世界の真空管カタログより。 |
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T12. 付属12BH7「1」ユニット2測定=2740μmho | ||||||||||||||||||||||||
T13. 付属12BH7「1」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧 | ||||||||||||||||||||||||
T21. 付属12BH7「2」ユニット1測定=3000μmho Cレンジ=3000μmhoレンジでの測定、「Ep=250V、Eg1=−10.5V」 |
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T22. 付属12BH7「2」ユニット2測定=3000μmho | ||||||||||||||||||||||||
T23. 付属12BH7「2」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧 | ||||||||||||||||||||||||
T24. 付属12BH7「2」ユニット1測定=3280μmho Cレンジ=6000μmhoレンジでの測定、「Ep=250V、Eg1=−10.5V」 |
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T25. 付属12BH7「2」ユニット2測定=3000μmho Cレンジ=6000μmhoレンジでの測定、「Ep=250V、Eg1=−10.5V」 |
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T31. 付属12AX7ユニット1測定=1540μmho Cレンジ=3000μmhoレンジでの測定、「Ep=225V、Eg1=−2V」 真空管ハンドブック(規格表)の相互コンダクタンス=1600μmho、 「Ep=250V、Ip=1.2mA、Eg1=−2V」 1960/1962/1964/1966ナショナル真空管ハンドブック、1995オーディオ用真空管マニアル、60/62/69東芝電子管ハンドブック、1962日立電子管ハンドブック、1965/1971全日本真空管マニュアル、RC15/19/26/27/28/29/30 Receiving Tube Manual、1966実用真空管ハンドブック、1995世界の真空管カタログより。 |
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T32. 付属12AX7ユニット2測定=1540μmho | ||||||||||||||||||||||||
T33. 付属12AX7測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧 | ||||||||||||||||||||||||
T41. 付属ECC83「2」ユニット1測定=2040μmho Cレンジ=3000μmhoレンジでの測定、「Ep=225V、Eg1=−2V」 |
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T42. 付属ECC83「2」ユニット2測定=1500μmho | ||||||||||||||||||||||||
T43. 付属ECC83「2」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧 | ||||||||||||||||||||||||
T51. 付属ECC83「3」ユニット1測定=1720μmho Cレンジ=3000μmhoレンジでの測定、「Ep=225V、Eg1=−2V」 |
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T52. 付属ECC83「3」ユニット2測定=1720μmho | ||||||||||||||||||||||||
T53. 付属ECC83「3」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧 | ||||||||||||||||||||||||
T61. 付属ECC82「1」ユニット1測定=2500μmho Cレンジ=3000μmhoレンジでの測定、「Ep=225V、Eg1=−8V」 真空管ハンドブック(規格表)の、 「ECC82」相互コンダクタンス=2200μmho、 「Ep=250V、Eg1=−8.5V、IP=10.5mA」。 1960/1962/1964/1966ナショナル真空管ハンドブック、1995オーディオ用真空管マニアル、60/62/69東芝電子管ハンドブック、1962日立電子管ハンドブック、1965/1971全日本真空管マニュアル、RC15/19/26/27/28/29/30 Receiving Tube Manual、1966実用真空管ハンドブック、1995世界の真空管カタログより。 |
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T62. 付属ECC82「1」ユニット2測定=2500μmho | ||||||||||||||||||||||||
T63. 付属ECC82「1」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧 | ||||||||||||||||||||||||
T71. 付属ECC82「2」ユニット1測定=2500μmho Cレンジ=3000μmhoレンジでの測定、「Ep=225V、Eg1=−2V」 |
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T72. 付属ECC82「2」ユニット2測定=2540μmho | ||||||||||||||||||||||||
T73. 付属ECC82「2」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧 | ||||||||||||||||||||||||
T81. 付属6L6GC「1」=8000μmho Bレンジ=15000μmhoレンジでの測定、「Ep=250V、Esg=250VEg1=−14V」 真空管ハンドブック(規格表)の、 相互コンダクタンス=6000μmho「Ep=250V、Esg=250V、Eg1=−14V、Ip=72mA」 1960/1962/1964/1966ナショナル真空管ハンドブック、1995オーディオ用真空管マニアル、60/62/69東芝電子管ハンドブック、1962日立電子管ハンドブック、1965/1971全日本真空管マニュアル、RC15/19/26/27/28/29/30 Receiving Tube Manual、1966実用真空管ハンドブック、1995世界の真空管カタログより。 |
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T82. 付属6L6GC「1」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧 | ||||||||||||||||||||||||
T91. 付属6L6GC「2」=8000μmho Bレンジ=15000μmhoレンジでの測定、「Ep=250V、Esg=250VEg1=−14V」 |
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T92. 付属6L6GC「2」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧 | ||||||||||||||||||||||||
TA1. 付属6L6GC「3」=8200μmho Bレンジ=15000μmhoレンジでの測定、「Ep=250V、Esg=250VEg1=−14V」 |
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TA2. 付属6L6GC「3」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧 | ||||||||||||||||||||||||
TB1. 付属6L6GC「4」=8200μmho Bレンジ=15000μmhoレンジでの測定、「Ep=250V、Esg=250VEg1=−14V」 |
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TB2. 付属6L6GC「4」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧 | ||||||||||||||||||||||||
S. Mcintosh MC240 の仕様(マニアル・カタログより) | ||||||||||||||||||||||||
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mc240-22p | ||||||||||||||||||||||||
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