LUX SQ−5B 修理
平成14年9月3日到着 11月10日完成
寸評 このAMPには、この言葉がピッタリ=有る事が難しい=有り難い
  • A. 修理前の状況
      LUXのSQ5Bという真空 管アンプを知り合いから、譲ってもらいました
      保管状況が悪く古いためか ボソ ボソというノイズやボリュームのガリ、
      電源トランスが異常に熱くなるなど不具合が あり 何とか使っていましたが ついに先日突然ヒューズが切れてしまい
      ヒューズを 交換しても電源投入後20秒位でまた切れてしまうという状況になってしまいまし た。

  • B. 原因
      電源電解コンデンサー容量抜け。
      カップリングコンデンサー不良。
      真空管ソケット接触不良。
      抵抗焼損。

  • C. 修理状況
      整流管をダイオードに置き換え。
      電源電解コンデンサー増量交換。
      カップリングコンデンサー交換。
      真空管ソケット交換。
      抵抗交換。
      配線手直し、補強。

  • D. 使用部品
      ダイオ−ド               4本。
      電源電解コンデンサー        5個。
      カップリングコンデンサー     12個。
      真空管ソケット交換         6個。
      抵抗。
  • E.調整・測定

  • F. 修理費   58,000円    通常修理。
                           真空管別途。

A. 修理前の状況
A−1. 修理前 上蓋を取り清掃後
A−2. 修理前 シャーシ下から見る
     6BQ5のソケットは1度中古品に交換されている
A−3. 修理前 液漏れのコンデンサー、真空管6BQ5のソケットはガタガタ
A−4. 修理前 テストの為仮修理
A−5. 修理前 仮修理後の 出力、歪み測定 
     右側 10V=12.5W 歪率=3%
     左側  5V= 3.1W 歪率=15%  6AN8 がエミゲンなので歪み多く出力出ない
C. 修理状況
C−1. 修理中 VRの修理、この年代(昭和34年の刻印あり)の製品は解体できる
C−2. 修理中 VRの修理完了
C−3. 修理後 ソケット交換、電解コンデンサー増量交換(10倍の容量)
C−4. 修理後 電源コードブシュ交換、SP端子、RCA端子は交換出来ず
A−2. 修理前 シャーシ下から見る
     6BQ5のソケットは1度中古品に交換されている
C−5. 修理後 シャーシ下から見る、高圧線は交換、エンパイヤーチューブを被せる
A−1. 修理前 上蓋を取り清掃後
C−6. 修理後 上から
C−7. 修理後 交換部品
E. 調整・測定
E−1. 修理後 出力・歪み測定
E−2. 修理後 出力・歪み測定 SP出力=10V=12.5W 歪み率=10% 1000HZ
          R側6BN8がエミ減の為
E−3. 修理後 出力・歪み測定 SP出力=10V=12.5W 歪み率=10% 400HZ
          R側6BN8がエミ減の為
E−4. 修理後 R側 出力・歪み測定 SP出力=10V=12.5W 歪み率=1% 1000HZ
          6BN8を交換して測定
E−5. 修理後 R側 出力・歪み測定 SP出力=10V=12.5W 歪み率=1% 400HZ
          6BN8を交換して測定
E−6. 修理後 L側 出力・歪み測定 SP出力=10V=12.5W 歪み率=1% 1000HZ
          6BN8を交換して測定
E−7. 修理後 L側 出力・歪み測定 SP出力=10V=12.5W 歪み率=1% 400HZ
          6BN8を交換して測定
E−8. 修理後 前からメータを見る
E−9. 修理後 エージング
         真空管AMPはワンマンで仕事しており、測定機器では上の様に、差が有るのですが、通常の5W位だと、感じない
                        sq-5b-m
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