YAMAHA B−6 修理記録
平成14年7月6日到着   8月12日完成
  • 寸評
    この独特な形=多分エジプトのピラミッドをイメ−ジしてデザインされたのでしょう
    その形に、裏切ることなく、内部の回路は、トライアックを用いるなど、オ−デオの業界に「異風」を持ち込んだものです
    多分、これを受け入れたユ−ザ−は少なく、1バ−ジュンで終わったのでしょう、
    次期バ−ジョンでは、遺憾なく個性が出たのに非常に残念です
    これを、設計した人々に、心より敬意を払い、修理いたしました  
  1. 修理前の状況
    20年近く前に購入したパワーアンプが故障したままになっています
    メーカでは、もう修理は出来ないといわれ、
    他の業者さんでも部品が手に入るか分か らないから、と言われてそのままにしていた物です
    電源を入れてもプロテクションランプが点いたままで、消えません

  2. 原因
    経年変化にによるトライアック不動作
    半田不良

  3. 修理状況
    SP接続リレ−交換
    プリント基板補修
    配線手直し、半田補正

  4. 使用部品
    SP接続リレ−       1個
    電解コンデンサ−     2個
    抵抗             4個

  5. 修理金額   28,000円   通常修理
  6. YAMAHA B−6 の仕様(カタログ・マニアルより)
1.半田不良の場所 力が加わり、大電流が流れる所は半田にひびが入る
2.トライアックの付いた電源基盤
3.修理前の基盤、半田不良の幼児が沢山です
4.修理後の基盤
5.修理後 放熱器を取り付け前
6.修理後 放熱器を取り付け前
7.修理後 下から見る
8.出力、歪み調整・測定 出力 27V=91W 歪率=0.16% 1000HZ
9.出力、歪み調整・測定 27V=91W 歪率=0.15% 400HZ
10.完成 下から見る
11.完成 後ろから見る
12.完成 前から見る
S. YAMAHA B−6 の仕様(カタログ・マニアルより) 
型式 ステレオパワーアンプ B−6
定格出力(20Hz〜20kHz) 200W+200W(8Ω、歪0.003%)
パワーバンド幅(100W) 10Hz〜100kHz(8Ω、歪0.02%)
ダンピングファクター 200以上(8Ω、1kHz)
入力感度/インピーダンス 1.41V/25kΩ(8Ω、200W)
周波数特性(Mode DC、8Ω) 10Hz:0dB
1kHz:0dB
100kHz:+0 -0.5dB
全高調波歪率(100W、8Ω) 0.003%以下(20Hz〜20kHz)
混変調歪率(50Hz:7kHz) 0.003%以下(100W、8Ω)
SN比(IHF-Aネットワーク) 127dB以上
チャンネルセパレーション 95dB以上(20Hz)
95dB以上(1kHz)
75dB以上(20kHz)
電源 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 180W
外形寸法 幅290x高さ176.5x奥行290mm
重量 9.0kg
価格 ¥190,000(1980年頃)
                       yamb6-c
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。  写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。
 Copyright(C) 2020 Amp Repair Studio All right reserved.