ONKYO M−955NU/260. 2台目修理記録
平成20年3月5日到着   5月9日完成
A. 修理前の状況
  • オーバホール修理。

T. 修理前点検測定

B. 原因
  • 経年劣化。
C. 修理状況
  • SP接続リレー交換。
    RLバイアス/バランスVR交換。
    初段TR(トランジスター)交換。
    電解コンデンサー交換(オーデオコンデンサー使用)

D. 使用部品
  • SP接続リレー                          2個。
    バイアス・バランス半固定VR                6個。
    初段TR(トランジスター)                   8個。
    電解コンデンサー(ニチコン・ミューズ使用)       40個。
    フイルムコンデンサー                     6個。

E. 調整・測定

F. 修理費   98,000円        オーバーホール修理 
                          3台目からの、お馴染みさん価格

S. ONKYO M−955NU/260 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A11. 点検中 前から見る、非常に綺麗です。
A12. 点検中 後から見る、非常に綺麗です。
A13. 点検中 上から見る、プリAMPの足の凹みが有ります。
A132. 点検中 上から見る、プリAMPの足の凹みが有ります。
A133. 点検中 上から見る、プリAMPの足の凹みが有ります。
A14. 点検中 下から見る。
A15. 点検中 ケースを取り、下から見る。
A21. 点検中 上蓋を取り、上から見る。
A22. 点検中 上蓋・シールドを取り、上から見る。
A31. 点検中 経年変化で動作点大きくずれ ,A級使用でヨレヨレになった電源コード。
A32. 点検中 経年変化で動作点大きくずれ ,A級使用でヨレヨレになった電源コード取り付け部。
A41. 点検中 導線の入ったビニタイは使用しない方が良い、回りに充電部があり短絡の危険あり。
A51. 点検中 R−AMP基板、電解コンデンサーが交換されている。
A52. 点検中 R−AMP基板裏、交換したTR(トランジスター)のリードの半田!
A53. 点検中 L−AMP基板、手つかず。
A61. 点検中 交換する電解コンデンサー。 左=付いている物 470μ/80V、  右=交換する物 1000μ/100V
A62. 点検中 交換する電解コンデンサー。 左=付いている物 470μ/80V、
                               右=交換する物 330μ/100V×2=660μ、
T. 修理前点検測定
T1. 出力・歪み率測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
T21. B級動作R側出力=27V=91W 0.5%歪み(1%レンジ) 1000HZ
T22. B級動作L側出力=27V=91W 0.5%歪み(1%レンジ) 1000HZ
T23. B級動作R側出力=27V=91W 0.5%歪み(1%レンジ) 400HZ
T24. B級動作L側出力=27V=91W 0.6%歪み(1%レンジ) 400HZ
C. 修理状況
C1. 修理中 コネクターの使用が無く、基板取り出しは大変
C11. 修理前 RメインAMP基板
C12. 修理後 RメインAMP基板
            バランス・バイアス調整用半固定VR3個、TR(トランジスター)2個、電解コンデンサー5個、フイルムコンデンサー1個交換
C122. 修理中 RメインAMP基板ラッピング
C123. 修理後 RメインAMP基板ラッピング、半田を染みこませる
C13. 修理前 RメインAMP基板裏
C14. 修理(半田補正)後 RメインAMP基板裏 半田を全部やり直す
C15. 完成RメインAMP基板裏
C21. 修理前 LメインAMP基板
C22. 修理後 LメインAMP
            バランス・バイアス調整用半固定VR3個、電解コンデンサー5個、フイルムコンデンサー1個交換
C222. 修理中 LメインAMP基板ラッピング
C223. 修理後 LメインAMP基板ラッピング、半田を染みこませる
C23. 修理前 LメインAMP基板裏
C24. 修理(半田補正)後 LメインAMP裏 半田を全部やり直す
C25. 完成LメインAMP基板裏
C31. 修理前 電源基板
C32. 修理後 電源基板 電解コンデンサー2個交換
C33. 修理中 電源基板裏
C34. 修理(半田補正)後 電源基板裏 半田を全部やり直す
C35. 完成電源基板裏
C36. 修理前 電源基板ラッピング
C37. 修理後  電源基板ラッピング、半田を染みこませる
C4. 修理中 前パネルを外し、プリAMP・ピークモニター基板、プロテクト基板修理
C41. 修理前 プリAMP・ピークモニター基板
C412. 修理前 プリAMP・ピークモニター基板、入力AMPの真っ黒な足のTR(トランジスター)、交換する
C413. 修理前 プリAMP・ピークモニター基板、入力AMPの真っ黒な足のTR(トランジスター)2、交換する
C42. 修理後 プリAMP・ピークモニター基板
            TR(トランジスター)6個、電解コンデンサー24個、フイルムコンデンサー4個交換 
C43. 修理前 プリAMP・ピークモニター基板裏
C44. 修理(半田補正)後 プリAMP・ピークモニター基板裏  半田を全部やり直す
C45. 完成プリAMP・ピークモニター基板裏  洗浄後
C46. 修理前 プリAMP・ピークモニター基板、電源フイルターの電解コンデンサー
C47. 修理後 プリAMP・ピークモニター基板、電源フイルターの電解コンデンサー 電解コンデンサー4個交換
C51. 修理前 R側プリAMP・ピークモニター基板
C52. 修理後 R側プリAMP・ピークモニター基板
C522. 修理中 R側プリAMP・ピークモニター基板、ラッピング
C523. 修理後 R側プリAMP・ピークモニター基板、ラッピング、半田をしみ込ませる
C53. 修理前 R側プリAMP・ピークモニター基板裏
C54. 修理(半田補正)後 R側プリAMP・ピークモニター基板裏  半田を全部やり直す
C55. 完成R側プリAMP・ピークモニター基板裏 洗浄後
C61. 修理前 L側プリAMP・ピークモニター基板
C62. 修理後 L側プリAMP・ピークモニター基板
C622. 修理中 L側プリAMP・ピークモニター基板、ラッピング
C623. 修理後 L側プリAMP・ピークモニター基板、ラッピング、半田をしみ込ませる
C63. 修理前 L側プリAMP・ピークモニター基板裏
C64. 修理(半田補正)後 L側プリAMP・ピークモニター基板裏 半田を全部やり直す
C65. 完成L側プリAMP・ピークモニター基板裏 洗浄後
C71. 修理前 整流・プロテクト基板 
C712. 修理前 整流・プロテクト基板、手直しケ所、完成後(組み立て後)の修正なので、基板を外すのが手間なので、表付け
C72. 修理後 整流・プロテクト基板 SP接続リレー2個、電解コンデンサー16個交換  
C73. 修理後 整流・プロテクト基板裏
C732. 修理後 整流・プロテクト基板裏、半田不良ケ所
C74. 修理(半田補正)後 整流・プロテクト基板裏
C75. 完成整流・プロテクト基板裏
C76. 修理中 整流・プロテクト基板、ラッピング
C77. 修理後 整流・プロテクト基板、ラッピング、半田をしみ込ませる
C78. 修理中 整流・プロテクト基板2、ラッピング
C79. 修理後 整流・プロテクト基板2、ラッピング、半田をしみ込ませる
C81. 修理中 アース端子板ラッピング、半田をしみ込ませる
C82. 修理後 アース端子板ラッピング、半田をしみ込ませる
C83. 修理中 後パネルを外し、終段TR(トランジスター)点検中
C9. パネル清掃 パイロット・ランプ2個、LED1個交換
CA. 交換した部品
CB1. 修理前 上から見る
CB2. 修理後 上から見る
CB3. 修理前 下から見る
CB4. 修理後 下から見る
E.  調整・測定
E1. 出力・歪み率測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
E2A. A級動作R側出力=15V=28W 0.02%歪み(0.1%レンジ) 1000HZ
E2B. A級動作R側出力=15V=28W 0.02%歪み(0.1%レンジ) 400HZ
E2C. A級動作L側出力=15V=28W 0.03%歪み(0.1%レンジ) 1000HZ
E2D. A級動作L側出力=15V=28W 0.03%歪み(0.1%レンジ) 400HZ
E2E. その時のパネル表示
E3A. B級動作R側出力=33V=136W 0.03%歪み(0.1%レンジ) 1000HZ
E3B. B級動作R側出力=33V=136W 0.02%歪み(0.1%レンジ) 400HZ
E3C. B級動作L側出力=33V=136W 0.04%歪み(0.1%レンジ) 1000HZ
E3D. B級動作L側出力=33V=136W 0.02%歪み(0.1%レンジ) 400HZ
E3E. その時のパネル表示
E4. 完成  24時間エージング
S. ONKYO M−955NU/260 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオパワーアンプ Integra M−955nU/260
表示が無い場合は8Ω負荷。
定格出力 Class A動作時(1kHz)
  • 28W+28W(8Ω)
    39W+39W(4Ω)
Class B動作時(1kHz)
  • 130W+130W(8Ω)
    170W+170W(4Ω)
20Hz〜20kHz出力(8Ω、T.H.D.= 0.03%) Class A動作時=28W+28W
Class B動作時=130W+130W
ダイナミックパワー(8Ω、1kHz) Class A動作時=56W
Class B動作時=310W
全高調波歪率(8Ω、1kHz) 定格出力時=0.03%以下
10W出力時=0.03%以下
0.5W出力時=0.03%以下
混変調歪率 0.05%以下
(SMPTE、定格出力時、70Hz+7kHz、4対1)
パワーバンドウィズス 10Hz〜100kHz(IHF -3dB、T.H.D.=0.3%)
S/N 110dB以上(IHF Aネットワーク、入力シャント)
ダンピングファクター(DC〜20kHz) 80(8Ω)
40(4Ω)
負荷インピーダンス 4Ω〜16Ω
入力インピーダンス(10Hz〜50kHz) 100kΩ
利得 26.7dB
定格入力電圧 Class A動作時=0.7V
Class B動作時=1.5V
入出力極性 同相
出力端子 Speaker=2系統(System_1&System_2)
使用半導体 トランジスタ=58個
ダイオード=60個
LED=4個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 電気用品取締法規格=210W
最大消費電力=568W
外形寸法= 幅440×高さ158×奥行370mm
重量 19.8kg
別売品 ウッドケース CW-6(\3,000)
価格 139,800(1975年)
                       m955n22r
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