HMA−9500mkU. 38台目 修理記録
平成21年4月28日到着    5月29日完成 
注意 このAMPはアースラインが浮いています。
    AMPのシャーシにSPの線(アース側)やプリAMPのアースもも接続してはいけません。
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません、+−の撚りのあるのも使用出来ません。
    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
A. 修理前の状況
  • 中古で10年近く前に購入後(其の時にすでに修理履歴があるようでした)、現在でも故障無く動作しておりますが、何分古いものなのでオーバーホール修理をお願いしたいと思います。
    また、数年前にRCA端子のプラスチックの部分が劣化のためと思われますがひびが入り接着剤で応急処置したままになっておりますので、スピーカー端子も含めたWBT端子への交換もお願いしたいと思っております。

H. 修理前点検測定

B. 原因
  • オーバホール修理

C. 修理状況
  • SP接続リレー交換。
    初段FET(電界効果トランジスター)交換。
    RLバイアス/バランスVR交換。
    電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    全ヒューズ入抵抗交換。
    SP接続端子交換
    RCA端子交換
    電源コード交換
    配線手直し、補強。

D. 使用部品
  • SP接続リレー           2個。
    初段FET(電界効果トランジスター) 2個。
    バイアス/バランス半固定VR    6個。
    ヒューズ入り抵抗          30個。
    電解コンデンサー          31個 。
    フイルムコンデンサー       4個。
    WBT−0702PL   2組(定価で工賃込み)。
    WBT−0201     1組(定価で工賃込み)。
    電源コード(支給品)。

E. 調整・測定

F. 修理費  121,000円

S. HITACHI Lo−D HMA−9500mkU の仕様(マニアルより)

A. 修理前の状況
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前上から見る
A13. 点検中 前右上から見る
A14. 点検中 右から見る
A15. 点検中 後から見る
A16. 点検中 後左上から見る
A17. 点検中 左から見る
A18. 点検中 上から見る
A21. 点検中 下から見る
A22. 点検中 下前から見る
A23. 点検中 下右から見る
A24. 点検中 下後から見る
A25. 点検中 下左から見る
A26. 点検中 下蓋を取り、下から見る
A27. 点検中 下蓋裏側の埃
A31. 点検中 電源基板、前回の修理で交換された抵抗、基板を外すのが面倒なので、継ぎ足し
A41. 点検中 L側ドライブ基板、前回の修理で交換された抵抗、基板を外すのが面倒なので、継ぎ足し!
A42. 点検中 L側ドライブ基板、前回の修理で交換された抵抗2、基板を外すのが面倒なので、継ぎ足し!
A43. 点検中 L側ドライブ基板、前回の修理で交換された抵抗3、基板を外すのが面倒なので、継ぎ足し!
A44. 点検中 L側ドライブ基板、前回の修理で交換された抵抗4、基板を外すのが面倒なので、継ぎ足し!
A45. 点検中 L側ドライブ基板、前回の修理で交換された抵抗5、基板を外すのが面倒なので、継ぎ足し!
A46. 点検中 L側ドライブ基板、前回の修理で交換された抵抗6、基板を外すのが面倒なので、継ぎ足し!
A47. 点検中 L側ドライブ基板、前回の修理で交換された抵抗7、基板を外すのが面倒なので、継ぎ足し!
A51. 点検中 R側ドライブ基板裏、シールドケースの半田が不十分
A71. 点検中 支給品の電源ケーブル
A72. 点検中 支給品の電源ケーブル、被覆は柔らかい
A73. 点検中 支給品の電源ケーブル、プラグは(株)名工社
A74. 点検中 支給品の電源ケーブル、プラグは(株)名工社
A75. 点検中 電源ケーブル取り付け部
H. 修理前点検測定
H1. 出力・歪み率測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
H21. R側SP出力電圧31V=128W出力 0.3%歪み 1000HZ
H22. L側SP出力電圧31V=128W出力 0.12%歪み 1000HZ
H23. R側SP出力電圧31V=128W出力 0.21%歪み 400HZ
H24. L側SP出力電圧31V=128W出力 0.16%歪み 400HZ
C. 修理状況
C11. 修理前 R側ドライブ基板
C12. 修理後 R側ドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス・バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
                      フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換
C13. 修理前 R側ドライブ基板裏
C131. 修理中 R側ドライブ基板裏、半田不良ケ所
C132. 修理中 R側ドライブ基板裏、半田不良ケ所2
C133. 修理中 R側ドライブ基板裏、半田不良ケ所3、半田球が残っている。
C134. 修理中 R側ドライブ基板裏、半田不良ケ所4
C135. 修理中 R側ドライブ基板裏、半田不良ケ所5
C136. 修理中 R側ドライブ基板裏、半田不良ケ所6
C137. 修理中 R側ドライブ基板裏 送り配線の被覆が剥けている。
C138. 修理中 R側ドライブ基板裏 送り配線の被覆、念のため保護する。
C139. 修理中 R側ドライブ基板裏 送り配線の被覆、反対側も念のため保護する。
C14. 修理(半田補正)後 R側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す 普通はこれで完成
C15. 修理中 R側ドライブ基板裏 不要なフラックスを落とす、 普通は掃除機で吸いながら行うので写真は撮らず。
C16. 完成R側ドライブ基板裏  洗浄後
C21. 修理前 L側ドライブ基板
C22. 修理後 L側ドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス/バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
                     フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換
C23. 修理前 L側ドライブ基板裏
C231. 修理中 L側ドライブ基板裏、半田不良ケ所
C232. 修理中 L側ドライブ基板裏、半田不良ケ所2
C233. 修理中 L側ドライブ基板裏、半田不良ケ所3
C234. 修理中 L側ドライブ基板裏、半田不良ケ所4
C24. 修理(半田補正)後 L側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す 普通はこれで完成
C25. 完成L側ドライブ基板裏  洗浄後防湿材を塗る
C31. 修理前 R側終段FET(電界効果トランジスター)
C32. 修理後 R側終段FET(電界効果トランジスター)
C33. 修理前 L側終段FET(電界効果トランジスター)
C34. 修理後 L側終段FET(電界効果トランジスター)
C51. 修理前 電源基盤
C52. 修理後 電源基盤 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー9個交換、輪ゴムは接着材が固まるまで使用
C53. 修理前 電源基盤裏
C54. 修理(半田補正)後 電源基盤裏 半田を全部やり直す
C55. 完成電源基盤裏  洗浄後防湿材を塗る
C56. 修理中 絶縁シート
C61. 修理前 RCA端子
C62. 修理後 RCA端子 WBT−0201 使用。
C63. 修理前 RCA端子裏
C64. 修理前 入力RCA端子基盤
C65. 修理前 RCA端子基板裏、フイルムコンデンサー2個交換
C66. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏  半田を全部やり直す
                   フイルムコンデンサー2個交換、2個増設
C67. 完成RCA端子基板裏 洗浄後防湿材を塗る
C71. 修理前 R−SP端子
C72. 修理中 R−SP接続端子穴加工
           写真紛失
C73. 修理(交換)後 R−SP端子 WBT−0702PL 使用。
C74. 修理前 R−SP端子裏配線
C75. 修理後 R−SP端子裏配線、WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした。理由はこちら
C81. 修理前 L−SP端子
C82. 修理中 SP接続端子穴加工
C83. 修理(交換)後 L−SP端子 WBT−0702PL 使用。
C84. 修理前 L−SP端子裏配線
C85. 修理後 L−SP端子裏配線、WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした。理由はこちら
C91. 修理前 R側放熱器+埃
C92. 修理(清掃)後 R側放熱器
C93. 修理前 L側放熱器+埃
C94. 修理(清掃)後 L側放熱器
C101. 修理前 R側ドライブ基板へのラッピング線
C102. 修理後 R側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
C103. 修理前 L側ドライブ基板へのラッピング線
C104. 修理後 L側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
C105. 修理前 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線
C106. 修理後 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
C107. 修理前 L側ドライブ基板−電源基板
C108. 修理後 L側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
C111. 修理前 電源ケーブル
C112. 修理(交換)後 電源ケーブル
C121. 交換した部品
C131. 修理前 下から見る
C132. 修理後 下から見る
C134. 修理後 後から見る
E. 調整・測定
E1. 出力・歪み率測定・調整
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
E21. R側SP出力電圧34V=144W出力 0.01%歪み 1000HZ
E22. L側SP出力電圧34V=144W出力 0.01%歪み 1000HZ
E23. R側SP出力電圧34V=144W出力 0.01%歪み 400HZ
E24. L側SP出力電圧34V=144W出力 0.01%歪み 400HZ
E3. 完成  24時間エージング、右は「断線電源トランス修理の」15台目。
                       9500mp2z
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