HMA−9500mkU. 7台目 修理記録
平成14年10月3日到着   10月20日完成
注意 このAMPはアースラインが浮いています
    AMPのシャーシにSPの線(アース側)や入力のRCAプラグのアース側も接続してはいけません
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません

    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
A. 修理前の状況
  • HMA-9500MK2を20年に渡って使用しております。
    ここ10年以上は、月に数回しか通電しておりませんし、実際に音を出しての使用は数ヶ月間ありません。
    昨日、久しぶりにスイッチをいれて1時間ほどウォーミングアップをし、音出しをしようとしますとR−chの温度インジケータ(ヒートシンク張られているシールです)が変色していることに気づきました。
    購入以来、初めての事です。 R−chの温度が異常に上昇していた訳です。

B. 原因
  • フューズ入り抵抗の全部が半断線

C. 修理状況
  • SP接続リレー交換
    初段FET交換
    RLバイアス/バランスVR交換
    ドライブ基板半田補正
    電解コンデンサ−交換(オーディオ・コンデンサー使用)

D. 使用部品
  • SP接続リレー交換                        2個
    初段FET                              2個
    バイアス/バランス半固定VR                 6個
    フューズ入り抵抗                          30個
    電解コンデンサー(オーディオ・コンデンサー使用)     39個

E. 調整・測定

F. 修理費   75,000円   オーバーホール修理。

S. HITACHI Lo−D HMA−9500mkU の仕様(マニアルより)
C. 修理状況
C−1. 修理前 R側基板
C−2. 修理後 R側基板
          初段FET、バランス・バイアス調整用半固定VR、SP接続リレー交換、フューズ入り抵抗全部交換、電解コンデンサー全部交換
C−3. 修理前 R側ドライブ基板裏
C−4. 修理後(半田補正) R側ドライブ基板裏  全ての半田をやり修す
C−5. 修理前 L側基板
C−6. 修理後 L側基板
          初段FET、バランス・バイアス調整用半固定VR、SP接続リレ−交換、フューズ入り抵抗全部交換、電解コンデンサー全部交換
C−7. 修理前 L側ドライブ基板裏
C−8. 修理後(半田補正) L側ドライブ基板裏  全ての半田をやり修す
C−8. 修理前 電源基盤
C−9. 修理後 電源基盤
C−10. 修理前 電源基盤裏
C−11. 修理後(半田補正) 電源基盤裏  全ての半田をやり修す
C−12. 修理後 R側終段TR(トランジスター)
C−13. 放熱器のフィンの掃除、掃除機で吸いながら、刷毛で埃を描き出す
C−14. 修理後 L側終段TR(トランジスター)
C−15. 交換したSP接続リレー等の部品
E. 調整・測定
E−1. 出力、歪み測定
E−2. 右SP出力=34V=144W 0.12%歪み 1000HZ 右下オシロ=入力1V
E−3. 左SP出力=34V=144W 0.12%歪み 1000HZ 右下オシロ=入力1V
E−4. 右SP出力=34V=144W 0.12%歪み 400HZ 右下オシロ=入力1V
E−5. 左SP出力=34V=144W 0.12%歪み 400HZ 右下オシロ=入力1V
E−6. 完成、下から見る
E−7. 完成、24時間エージング
                       9500mk7n
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