HMA−9500mkU. 18台目 修理記録
平成16年3月6日持込    3月30日完成 
注意 このAMPはアースラインが浮いています
    AMPのシャーシにSPの線(アース側)や入力のRCAプラグのアース側も接続してはいけません
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません

    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
A. 修理前の状況
  •  チューニング修理
     
B. 原因
  • 電解コンデンサー劣化

C. 修理状況
  • SP接続リレー交換
    初段FET(電界効果トランジスター)交換
    RLバイアス/バランスVR交換
    モジュール点検
    電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)
    SP接続端子交換
    RCA端子交換

D. 使用部品
  • SP接続リレー交換      2個
    初段FET            2個
    バイアス/バランス半固定VR  6個
    フューズ入り抵抗       30個
    電解コンデンサー       31個
    WBT−0702             2組(定価で工賃込み)
    WBT−0201            1組(定価で工賃込み)
    フイルムコンデンサー     4個

E. 調整・測定

F. 修理費   114,000円

S. HITACHI Lo−D HMA−9500mkU の仕様(マニアルより)
A. 修理前の状況
A1. 修理前点検中 下から見る、非常に綺麗です
               AMP部の電解コンデンサーのビニールの後退は左が多い
C. 修理状況
C1A. 修理前 Rドライブ基板
C1B. 修理後 Rドライブ基板 初段FET、バランス/バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
           フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換 モジュール点検
C1C. 修理前 Rドライブ基板裏
C1D. 修理(半田補正)後 Rドライブ基板裏 半田を全部やり直す 普通はこれで完成
C1E. 修理完成後 Rドライブ基板裏 不要なフラックスを削り落とす。
                   「フラックス」=半田を付ける為に、事前に塗る物、松ヤニが元祖ですが、現在は化学合成が殆ど
C2A. 修理前 Lドライブ基板
C2B. 修理後 Lドライブ基板 初段FET、バランス/バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
           フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換 モジュール点検
C2C. 修理前 Lドライブ基板裏
C2D. 修理(半田補正)後 Lドライブ基板裏 半田を全部やり直す 普通はこれで完成
C2E. 修理完成後 Lドライブ基板裏 不要なフラックスを削り落とす。
                   「フラックス」=半田を付ける為に、事前に塗る物、松ヤニが元祖ですが、現在は化学合成が殆ど
C3A. 修理前 電源基盤
C3B. 修理後 電源基盤 フュ−ズ入り抵抗全部、電解コンデンサー9個交換
           ジャンパー線も半田を浸み込ませる
C3C. 修理前 電源基盤裏
C3D. 修理(半田補正)後 電源基盤裏 半田を全部やり直す
C3E. 修理後 電源基盤裏 不要なフラックスを削り落とす。
                   「フラックス」=半田を付ける為に、事前に塗る物、松ヤニが元祖ですが、現在は化学合成が殆ど
C3F. 発振で基板の銅伯が熱を帯び、解けた跡が残る絶縁シート
C41. 修理前 R側SP端子
C42. 修理前 L側SP端子
C43. 修理中 R側SP端子の穴空作業
C44. 修理中 L側SP端子の穴空作業
C45. 修理後 L側SP端子 WBT−0702使用
C46. 修理後 R側SP端子 WBT−0702使用
C47. 修理後 L側SP端子への接続 WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした
                                                         理由は此方参照
C48. 修理後 R側SP端子への接続 WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした
                                                         理由は此方参照
C5A. 修理前 RCA端子
C5B. 修理後 RCA端子 WBT−0201使用
C5C. 修理前 RCA端子 裏
C5D. 修理(半田補正)後 RCA端子 裏  半田を全部やり直す
                   フイルムコンデンサー2個交換、2個増設
C6A. 修理前 R終段FET
C6B. 修理後 R終段FET
C6C. 修理前 L終段FET
C6D. 修理後 L終段FET
C8A. 交換した部品
C8B. 交換した部品 頭のビニールが後退していなくても、底の方が後退する場合がある
C9A. 修理前 下から見る
C9B. 修理後 下から見る
C9C. 修理後 後ろからWBTの端子郡を見る
            長年お世話に成ったAMP、この位の「ご褒美」は付けて上げても良いのでは?
E. 調整・測定
E1. 出力/歪み率測定・調整
    <見方>
     下左オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)
     下中=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル) 下右=周波数計
     上左=SP出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
     上中=SP出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
     上右=SP出力波形オシロ 上=R出力、下=L出力(出力電圧測定器の出力)
E2A. L側、32V=128W出力 0.02%歪み 1000HZ
E2B. L側、32V=128W出力 0.015%歪み 400HZ
E2C. R側、32V=128W出力 0.02%歪み 1000HZ
E2D. R側、32V=128W出力 0.015%歪み 400HZ
E3.完成  24時間エージング
                         9500mkh16
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