HMA−9500. 16台目修理
平成17年8月9日到着   8月19日完成
注意 このAMPはアースラインが浮いています
    よって、AMPのシャーシにSPの線(アース側)や入力のRCAプラグのアース側も接続してはいけません
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません
    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
  • A. 修理前の状況
      問題なく出力はされますが、右チャンネルにラジオ放送が混戦します。

  • B. 原因
      経年変化による劣化で、右AMPの歪みが大きく、ラジオ局の電波を検波する

  • C. 修理状況
      SP接続リレー交換。
      初段FET(電界トランジスター)交換。
      バイアス/バランス半固定VR交換。
      フューズ入抵抗交換。
      SP接続端子交換
      RCA端子交換
      電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
      電源コード修理
      配線手直し、補強。

  • D. 使用部品
      SP接続リレー       2個
      初段FET(電界効果トランジスター) 2個
      WBT−0702     2組(定価で工賃込み)
      WBT−0201   1組(定価で工賃込み)
      電解コンデンサー(オーディオコンデンサー使用) 27個
      バイアス/バランス半固定VR   4個
      フューズ入り抵抗         16個
      フイルムコンデンサー       4個
      コードブシュ            1個

  • E. 調整・測定

  • F. 修理費   102,000円

  • S. HITACHI Lo−D HMA−9500 の仕様(マニアルより)
A. 修理前の状況
A1. 修理前点検中 下から見る
A2. 修理前点検中 R側SP出力=10V=12.5W出力 3.5%歪み 1000HZ
                歪みが多く、検波器になる     
A3. 修理前点検中 終段FET(電界効果トランジスター)の放熱器裏 埃がこびり付いている
C. 修理状況
C1A. 修理前 Rドライブ基板
C1B. 修理後 Rドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス/バイアス調整用半固定VR2個、SP接続リレー交換
           フューズ入り抵抗も全部交換 電解コンデンサー9個、TR(トランジスター)2個交換
C1C. 修理前 Rドライブ基板裏
C1D. 修理(半田補正)後 Rドライブ基板裏  全ての半田をやり修す
C1E. 完成Rドライブ基板裏 余分なフラックスを取り、洗浄後
C2A. 修理前 Lドライブ基板
C2B. 修理後 Lドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス/バイアス調整用半固定VR2個、SP接続リレー交換
           フューズ入り抵抗も全部交換 電解コンデンサー9個、TR(トランジスター)2個交換
C2C. 修理前 Lドライブ基板裏
C2D. 修理(半田補正)後 Rドライブ基板裏  全ての半田をやり修す
C2E. 完成Rドライブ基板裏 余分なフラックスを取り、洗浄後
C3A. 修理前 R側 終段FET(電界トランジスター)
C3B. 修理後 R側 終段FET(電界トランジスター)
C3C. 修理前 L側 終段FET(電界トランジスター)
C3D. 修理後 L側 終段FET(電界トランジスター)
C3E. 修理前 終段FET放熱器裏側埃
C3F. 修理後 終段FET放熱器裏側清掃後
C4A. 修理前 電源基盤
C4B. 修理後 電源基盤 電解コンデンサー9個、フューズ入り抵抗交換、フイルムコンデンサー4個追加
C4C. 修理前 電源基盤裏
C4D. 修理(半田補正)後 電源基盤裏 全ての半田をやり修す
C4E. 完成電源基盤裏 余分なフラックスを取り、洗浄後
C4F. 発振で基板の銅伯が熱を帯び、解けた跡が残る絶縁シ−ト
C5A. 修理前 入力RCA端子
C5B. 修理後 入力RCA端子  WBT−0201 使用。
C5C. 修理前 入力RCA端子基盤
C5D. 修理前 入力RCA端子基盤裏
C5E. 修理(半田補正)後 修理後 入力RCA端子基盤裏
C5F. 完成入力RCA端子基盤裏、洗浄後
C6A. 修理前 R−SP接続端子
C6B. 修理後 R−SP接続端子 WBT−0702 使用。
C6C. 修理前 L−SP接続端子
C6D. 修理後 L−SP接続端子 WBT−0702 使用。
C6E. 修理後 R−SP端子への接続 WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした
                                                         理由はこちら参照
C6F. 修理後 R−SP端子への接続 WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした
                                                         理由はこちら参照
C7A. 修理後 ラッピングにも半田をする
C7B. 修理後 ラッピングにも半田をする
C8A. 修理前 ACコードの比較。 上=付いている物、 下=交換する物
C8B. 修理後 ACコード接続
C9A. 交換した部品
C9B. 交換した部品 下から見ると劣化している電解コンデンサー
C−AA. 修理前 下から見る
CAB. 修理後 下から見る
CAC. 修理後 後ろ見る
E. 調整・測定
E1. 出力/歪み率測定・調整
    <見方>
     下左オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)
     下中=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル) 下右=周波数計
     上左=SP出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
     上中=SP出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
     上右=SP出力波形オシロ 上=R出力、下=L出力(出力電圧測定器の出力)
E2A. R側SP出力=31V=120W出力 0.02%歪み 1000HZ
          右=上=赤指針、左=下=黒指針、右下オシロ=入力波形
E2B. R側SP出力=31V=120W出力 0.02%歪み 400HZ
E3A. L側SP出力=31V=120W出力 0.02%歪み 1000HZ
           右=上=赤指針、左=下=黒指針、右下オシロ=入力波形   
E3B. L側SP出力=31V=120W出力 0.02%歪み 400HZ
           右=上=赤指針、左=下=黒指針、右下オシロ=入力波形
                       ha9500g1d
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