QUAD 405. 2台目修理記録 |
平成14年8月7日到着 8月9日完成 |
- 修理前の状況
知り合いから譲り受けたQUAD405を使っておりましたが、最近スピーカーからのハム音が気になり始め、
QUADWorldというHPを参考に、先週末に古いコンデンサーの交換 を行ないました。交換したのは以下の3種です。
100uF 、 47uF 、 10000uF
土曜日の夜に交換終了し、その晩から日曜日にかけて連続して稼動させ、音楽も問題なく再生できておりました。
そして、日曜日の晩に電源を切りました。
一日おいて昨晩再 び電源をいれたところ、
電源をいれた瞬間から「ブー」という大音響がでて、すぐに電源をオフにしました。
中をあけ、半田のつき具合をチェックしましたが特に問題はなく、今度はスピーカーのみを接続して電源をあげたところ、
やはり「ブー」という大音響が両チャネル から出ました。
10000uFのコンデンサーが心なしか小さくしぼんでいるような気もするのですが、
もともとの大きさをちゃんと覚えていないので感覚で言っています。
- 原因
各部半田不良/FET/TR劣化
- 修理状況
配線手直し、補強(半田補正)
- 使用部品
- 修理費 16,000円 通常修理
- QUAD 405 の仕様(マニアル・カタログより)
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1.半田不良の所 銀入り半田や、無鉛半田は慣れないと難しい |
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2.半田不良の所、1の裏から見る |
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3.2の半田補正後 |
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4.1の半田補正後 |
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5.半田鏝も選ばないと良い仕事は出来ない、小生が使う物 |
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6. L側 AMP基板修理 |
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7. L側 AMP基板裏 |
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8. L側 AMP基板の半田補正後 |
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9.R側 AMP基板修理 |
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10. R側 AMP基板裏 |
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11. R側 AMP基板の半田補正後 |
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12. 完成、上から見る。 |
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13. 出力、歪み調整・測定 |
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14. SP出力24V=72W 歪み率=0.04% 400HZ |
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15. SP出力24V=72W 歪み率=0.04% 1000HZ |
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16. 24時間エージング |
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17. 動作中 |
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S. QUAD 405 の仕様(マニアル・カタログより) |
型式 |
ステレオパワーアンプ 405 |
両チャンネルを同時に駆動した場合の値です。 |
出力及び歪率(8Ω負荷、サイン波入力) |
100Hz、100W出力時、0.01%以下
1kHz、100W出力時、0.01%以下
10kHz、100W出力時、0.05%以下 |
出力内部インピーダンス |
0.03Ωと直列に3.3μH |
オフセット電圧 |
7mV以下 |
周波数特性(1kHz基準) |
低域=20Hzにて-1dB
高域=20Hzにて-0.1dB、50kHzにて-3dB |
入力感度 |
0.5Vrms+−0.5dB(8Ω負荷、120W出力時) |
入力インピーダンス |
20kΩ(220pF) |
スルーレート |
0.1V/μs |
最大入力限度 |
入力信号が+20dBまでなら瞬時に復帰します。 |
クロストーク(1kΩの入力負荷時) |
80dB(100Hz)、70dB(1kHz)、60dB(10kHz) |
SN比 |
-96dB(A補正時)、-93dB(補正なし) |
パワーリミッター |
50W/8Ω負荷時の制限 |
電源入力 |
100〜130V、200〜250V、50-60Hz
消費電力は信号レベルにより30〜350W。 |
外形寸法 |
幅340.5×高さ115×奥行195mm
プラグ及びソケットの分38mmを含む。 |
重量 |
9kg |
価格 |
198,000円 |
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qua4052h |
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