McIntosh MC2255 修理記録
平成20年2月9日持込   4月12日完成
A. 修理前の状況
  • 不具合状況等は下記となっております。
    左チャンネルから音が出ない。
    電源を入れてから3分位は音が出ているのですが、だんだん低くなってきて遂に音が出なくなります。
    VUメーターは動いている。

B. 原因
   制御基板不良。

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換。
    配線手直し、補強。
    経年劣化による各部ハンダ補正。
    OP−AMP交換。

D. 使用部品
  • 電解コンデンサ−    40個ミューズ使用。
    OP−AMP        2個。
    半固定VR        4個。

E. 調整・測定

F. 修理費  98,000円   オーバーホール修理

S. McIntosh MC2255 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A1. 修理前点検中 前から見る
A2A. 修理前点検中  前上から見る
A2B. 修理前点検中  後上から見る
A3A. 修理前点検中 上から見る
A3B. 修理前点検中 メーターカバーを取り、上から見る
A4. 修理前点検中 下ケースと全面パネルを取り、下から見る
A5. 修理前点検中 メーターカバーに取り付けた基板押さえのスポンジに、配線を噛んだ跡
A6A. 修理前点検中 定電圧・制御基板の半田不良ケ所
A6B. 修理前点検中 定電圧・制御基板の腐食ケ所
A7. 修理前点検中 電源・整流部分
C. 修理状況
C1A. 修理前 R−AMP基板
C1B. 修理後 R−AMP基板 OP−AMP(撮影後)、電解コンデンサー9個、半固定VR2個交換
C1C. 修理前 R−AMP基板裏
C1D. 修理(半田補正)後 R−AMP基板裏。 半田を全部やり直す。
C1E. 完成R−AMP基板裏。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C2A. 修理前 L−AMP基板
C2B. 修理後 L−AMP基板 OP−AMP(撮影後)、電解コンデンサー9個、半固定VR2個交換
C2C. 修理前 L−AMP基板裏
C2D. 修理(半田補正)後 L−AMP基板裏。 半田を全部やり直す。
C2E. 完成L−AMP基板裏。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C3A. 修理前 定電圧・制御基板
C3B. 修理後 定電圧・制御基板 電解コンデンサー11個交換
C3C. 修理前 定電圧・制御基板裏、前回の修理でスペンサーが折れている
C3D. 修理(半田補正)後 定電圧・制御基板裏。 半田を全部やり直す。
C3E. 完成定電圧・制御基板裏。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C4A. 修理前 VU−AMP基板
C4B. 修理後 VU−AMP基板 電解コンデンサー9個交換
C4C. 修理前 VU−AMP基板裏
C4D. 修理(半田補正)後 VU−AMP基板裏、基板銅箔を補修する。 半田を全部やり直す。
C4E. 完成VU−AMP基板裏。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C5. 修理中 前パネル・上蓋を取り、メータ・イルミネーション・ランプやLED表示基板修理
C5A. 修理中 メータ・イルミネーション・ランプの取付けケース
C5B. 修理後 メータ・イルミネーション・ランプの取付けケース、割れている所を接着する
C5C. 修理中  メータ・イルミネーション・ランプ、片側4個
C5D. 修理前  R側メータ・イルミネーション・ランプ基板裏
C5E. 修理(半田補正)後  R側メータ・イルミネーション・ランプ基板裏。 半田を全部やり直す。
C5F. 完成R側メータ・イルミネーション・ランプ基板裏。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C5G. 修理前  L側メータ・イルミネーション・ランプ基板裏
C5H. 修理(半田補正)後  L側メータ・イルミネーション・ランプ基板裏。 半田を全部やり直す。
C5I. 完成L側メータ・イルミネーション・ランプ基板裏。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C5J. 完成メータ・イルミネーション・ランプ回り
C6A. 修理前 Status・LED表示基板
C6C. 修理前 Status・LED表示基板裏
C6D. 修理(半田補正)後 Status・LED表示基板裏。 半田を全部やり直す。
C6E. 完成Status・LED表示基板裏。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C7A. 修理前 入力切替SW基盤
C7B. 修理後 入力切替SW基盤 電解コンデンサー2個交換
C7C. 修理前 入力切替SW基盤裏
C7D. 修理(半田補正)後 入力切替SW基盤裏。 半田を全部やり直す。
C7E. 完成入力切替SW基盤裏。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C8A. 修理前 R側終段ユニット
C8B. 修理(半田補正)後 R側終段ユニット
C8C. 完成 R側終段ユニット。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C8D. 修理前 R側終段ユニット1
C8E. 修理(半田補正)後 R側終段ユニット1。 半田を全部やり直す。
C8F. 完成R側終段ユニット1。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C8G. 修理前 R側終段ユニット2
C8H. 修理(半田補正)後 R側終段ユニット2。 半田を全部やり直す。
C8I. 完成R側終段ユニット2。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C9A. 修理前 L側終段ユニット
C9B. 修理(半田補正)後 L側終段ユニット
C9C. 完成L側終段ユニット。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C9D. 修理前 L側終段ユニット1
C9D. 修理(半田補正)後 L側終段ユニット1。 半田を全部やり直す。
C8E. 完成L側終段ユニット1。 洗浄後、防湿剤を塗布。
C9F. 修理前 L側終段ユニット2
C9G. 修理(半田補正)後 L側終段ユニット2。 半田を全部やり直す。
C9H. 完成L側終段ユニット2。 洗浄後、防湿剤を塗布。
CAA. 交換部品
CBA. 修理前 上から見る
CBB. 修理後 上から見る
CBC. 修理前 下から見る
CBD. 修理後 下から見る
CBE. 修理前 電源・整流部分
CBF. 修理後 電源・整流部分
E. 調整・測定
E1. 出力・歪み率測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
E2A. R−SP出力46V=264W。 0.06%歪み率(0.1%レンジ) 1000HZ。
E2B. R−SP出力46V=264W。 0.05%歪み率(0.1%レンジ) 400HZ。
E3A. L−SP出力46V=264W。 0.06%歪み率(0.1%レンジ) 1000HZ
E3B. L−SP出力46V=264W。 0.05%歪み率(0.1%レンジ) 400HZ。
E4. その時の出力メータ
E7. 完成 24時間エージング、左=1台目、右=2台目
S. MC2255 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオパワーアンプ MC2255
実効出力 stereo=250W+250W(1Ω〜8Ω)
mono =500W(0.5Ω〜16Ω)
入力感度/インピーダンス 750mV、2.5V/50kΩ(切換可)
入力レベル調整 左右独立連続可変
全高調波歪率 0.02%(0.25W〜実効出力時、20Hz〜20kHz)
混変調歪率 0.02%(0.25W〜実効出力時、20Hz〜20kHz)
周波数特性 20Hz〜20kHz +0 -0.25dB
SN比 95dB
ダンピングファクター 30以上
入力インピーダンス 50kΩ
入力感度 0.5V〜2.5V調整可
パワーガード 2%以下(1kHz、20dB)
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 1.4kW(実効出力時)
外形寸法 幅411×高さ181×奥行368mm
重量 37.2kg
価格 1,098,000、1981年6月発売
                    mc2225-26
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