DIATONE DA−A10 修理記録
平成15年10月17到着   10月20日完成
A. 修理前の状況
  •  オークションにてダイヤトーンのパワーアンプ「DA−A10」を手に入れたのはよかったのですが 左チャンネルの出力が不安定で怖くて使えません。 (いきなり入ったり切れたりします)
     
B. 原因
  • 経年劣化による各部品劣化。
C. 修理状況
  • 初段TR(トランジスター)交換。
    RLバイアス/バランスVR交換。
    電解コンデンサー交換(オーデオコンデンサー使用)。
    各基盤・配線の半田補正。
    SP接続リレー交換。

D. 使用部品
  • 初段TR(トランジスター)                 10個。
    バイアス/バランス半固定VR              4個。
    電解コンデンサー                     18個。
    SP接続リレー                         2個。

E. 調整・測定


F. 修理費   48,000円      オーバーホール修理

G. 再修理 SP切替えSWのB側でリレーがカチカチ言い、音出無い。 平成16年3月11日到着、3月11日完成。

S. DIATONE DA−A10 の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況
A1A. 修理前 上から見る、非常に綺麗です
A1B. 修理前 下から見る、熱の為基盤が曲がっている(ひょってる)
A2. 修理前 VRにガリが出たのか、接点復活材を多量使用してびちょびちょ
C. 修理状況
C1A. 修理前 ドライブ基板
C1B. 修理後 ドライブ基板 初段TR(トランジスター)8個、バランス/バイアス調整用半固定VR4個、
           電解コンデンサー18個交換
C1C. 修理前 Rドライブ基板裏
C1D. 修理(半田補正)後 Rドライブ基板裏 半田を全部やり直す
C2A. 修理前 電源ブロック電解コンデンサー
C2B. 修理後 電源ブロック電解コンデンサー。 電解コンデンサー4個追加。
C3A. 交換した部品
C3B. 交換した部品TR(トランジスター)の拡大。 足が真っ黒。
C4A. 修理前 下から
C4B. 修理後 下から
E. 調整・測定
E1. 出力/歪み率測定・調整
E2A. SP出力30V=112W出力 0.03%歪み 1000HZ
E2B. SP出力30V=112W出力 0.02%歪み 400HZ
E3. 完成  24時間エージング。 後ろはC−240。
E4A. 完成  前から見る
E4B. 完成  上から見る
E4C. 完成  後から見る
G. 再修理
    SP切替えSWのB側でリレーが「カチカチ」言い、音出無い
G1. 原因=接点復活剤の多量使用で、グリスの皮膜が出来て、接触不良
     完全修理は交換ですが、同型がないので、3ヶ月に1度100回くらい動かす。
SWやVR(ボリューム)には機械的な部分に「グリス」が使用してあり、安易な接点復活剤の使用は、1時的には、改良されても、接点復活剤がグリスを溶かし出し、接点に皮膜となり、さらなる、不良が起きえる
GG−2. 接点復活剤が見られる
S. DIATONE DA−A10 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオパワーアンプ DA−A10
出力 20Hz〜20kHz=100W+100W(8Ω)、135W+135W(4Ω)
1kHz=115W+115W(8Ω)、155W+155W(4Ω)
ミュージックパワー=320W(8Ω)、 600W(4Ω)
EIAJ(5%歪)=250W(8Ω)、400W(4Ω)
高調波歪率 定格出力時=0.1%、 1W(20Hz〜20kHz)時=0.02%、 定格出力(-3dB、1kHz)=0.003%
混変調歪率(1W、50Hz=7kHz=4=1) 0.03%
入力感度/インピーダンス 1V(可変)/50kΩ
周波数特性(0.5W、0dB -1dB) 10Hz〜100kHz
出力帯域幅(IHF 0.1%歪) 10Hz〜50kHz
ダンピングファクター 100
チャンネルセパレーション 1kHz=90dB、 20kHz=80dB
残留ノイズ 0.30mV
ミューティングタイム 5秒
適合負荷インピーダンス 4〜16Ω
電源 AC100V 50Hz/60Hz
消費電力 電気用品取締法=240W、 定格出力(8Ω)=380W
外形寸法 幅425x高さ170x奥行285mm
重量 16.5kg
価格 ¥80,000(1976年頃)
                            da-a10-i
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