ACCUPHASE C−200L. 2台目修理記録
2024/4/22到着    7/6完成 
A. 修理前の状況
  • 当方が長年愛用してきました『アキュフェーズ200L』のオーバーホールをお願いしたくてメールさせていただきます。
    本アンプは発売当初に購入し、今に至るまでアナログ再生の中心機器として使用してきました。
    途中、住環境や仕事の関係でアナログ生成がななわず大切に保管していた期間があります。
    昨年末にようやくアナログ再生の環境を整えて200Lを起動しました。
    しかし、メインスイッチのON時にリレーのチャタリング音がして起動が出来たり出来なかったりの症状が出ました。
    無事、起動しましてもアナログ入力・LINE入力共に冴えない音しか聞こえてきません。
    具体的には「低域の量感不足」「音の抜けの悪さ」「音の広がり感不足」と言った症状です。
    4wayのマルチスピーカーを鳴らすためにプリアンプが必要なので、別のプリアンプ購入を検討しました。
    しかし、ご存じのように最近の物はライン入力しかできず別のフォノイコライザーユニットを挿入したり、ケーブルで別体フォノイコライザーをつなぐことになります。
    フォノ入力がおまけのようなプリアンプはいくら性能が良くても心情的に使いたくありません。
    40数年前の古い物ですが愛着もあり修理を考えておりました。
    当然、アキュフェーズ(株)への修理を問い合わせましたが部品が無いため修理は断られました
    困っていたところアンプ修理工房様が200Lの修理をアップされているのを見ました。
    大変根気のいる作業を丁寧に行われている様子に感動し、修理依頼をしてみようと思いメールをさせて頂きました。
    修理依頼が多くお忙しくされているのは承知しております。
    よって、時間が掛かっても結構ですので修理をお願いいたします。
    オーバホール修理希望。

T. 修理前点検測定
  • 各部経年劣化。
    RL共、MC_AMPの利得SW変化せず。原因はMC_AMP基板不動作。
B. 原因
  • オーバホール修理依頼。

C. 修理状況
D. 使用部品
  • バイアス/バランス半固定VR     8個。
    電解コンデンサー            75個。
    フイルムコンデンサー          6個。
    セラミックコンデンサー         16個。
    制御リレー                27個。
    抵抗                    2個。
    3Pインレット             1個 FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ。
    テフロン絶縁RCA端子       4組8個。
    XLRコネクター            2個 NEUTRIC NC3FP-B-1。

E. 調整・測定

F. 上位測定器による 調整・測定

G. 修理費     175,000円   オーバーホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. C−200L の仕様(カタログ・マニアルより)


A.修理前の状況
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前から見る、操作パネル開ける。
A13. 点検中 前右から見る
A14. 点検中 後から見る
A15. 点検中 後左から見る
A16. 点検中 上から見る
A17. 点検中 上蓋を外し。上から見る
A18. 点検中 上蓋・シールドを外し。上から見る。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る
A26. 点検中 下蓋を取り、下から見る
A31. 点検中 電源コード取り付け。
A32. 点検中 電源コード取り、3Pインレットに交換。 FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ使用。
A41. 点検中 出力端子郡
A42. 点検中 出力&TAPE RCA端子郡。 OUTPUT 1、2をテフロン絶縁RCA端子に交換。 WBT−0201は定価で工賃込みです。
A51. 点検中 入力RCA端子郡
A52. 点検中 入力RCA端子郡。 DISK 1,2 をテフロン絶縁RCA端子に交換。 WBT−0201は定価で工賃込みです。
A53. 点検中 交換するテフロン絶縁製RCA端子。 中心電極は円筒状で4つ割方式。
A54. 点検中 WBT製RCA端子WBT−0201。 さらに複雑な構造で「カチ」と差し込み感を与える。
A55. 点検中 最近の「RCAプラグ」の中心電極は2割になっているので接触不良が起きにくい。
A61. 点検中 ユーザーから希望があった表パネルの入力RCA端子交換。 ベーク板に取り付けられていて、穴も大きく、裏に補強板の製作が必要で交換費用は1万円〜。他の表パネルのRCA端子交換も同様です。
A71. 点検中 交換する制御リレー。 製造中止で価格は1個2000円〜
T. 修理前点検測定
T1. 出力・歪み率測定・調整。
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
T12. Tuner,1KHz入力、R側出力電圧2V出力、 0.18%歪み。
                  L側出力電圧2V出力、 0.17%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
T13. Tuner,10kHz入力、R側出力電圧2V出力、 0.16%歪み。
                    L側出力電圧2V出力、 0.16%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
T21. MM,1kHz入力、R側出力電圧2V出力、 0.35%歪み。
                 L側出力電圧2V出力、 0.22%歪み。
                    「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
T22. MM,10kHz入力、R側出力電圧2V出力、 0.91%歪み。
                  L側出力電圧2V出力、 0.30%歪み。
                    「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
T31. MC(26dB),1kHz入力、R側出力電圧2V出力、 0.35%歪み。
                      L側出力電圧2V出力、 0.21%歪み。
                     「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
T32. MC(32dB),10kHz入力、R側出力電圧2V出力、 0.49%歪み。
                       L側出力電圧2V出力、 0.27%歪み。
                     「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
T41. 右側バランス出力DC漏れ。 左=+側=−0.07mV、右=1側=0.09mV。
T42. 左側バランス出力DC漏れ。 左=+側=−0.17mV、右=1側=0.63mV。
C. 修理状況
C01. 修理中 前・左右パネ・基板類を外したシャーシを上から見る。
C02. 修理中 前・左右パネ・基板類を外したシャーシを下から見る。
C03. 修理前 メイン基板。
C04. 修理後 メイン基板裏。 制御リレー8個、電解コンデンサー12個交換。
C05. 修理前 メイン基板裏。
C06. 修理(半田補正)後 メイン基板裏。フイルムコンデンサー4個追加。
C07. 完成メイン基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。 まだ配線は固定されていません。
C11. 修理前 R側MC_AMP基板
C12. 修理後 R側MC_AMP基板。 半固定VR2個、電解コンデンサー8個交換。
C13. 修理前 R側MC_AMP基板裏
C14. 修理(半田補正)後 R側MC_AMP基板裏。 半田を全部やり直す。フイルムコンデンサー2個追加。
C15. 完成R側MC_AMP基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C21. 修理前 L側MC_AMP基板
C22. 修理後 L側MC_AMP基板。半固定VR2個、電解コンデンサー8個交換。
C23. 修理前 L側MC_AMP基板裏
C24. 修理(半田補正)後 L側MC_AMP基板裏。 半田を全部やり直す。フイルムコンデンサー2個追加。
C25. 完成L側MC_AMP基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C31. 修理前 R側EQ_AMP基板。
C32. 修理後 R側EQ_AMP基板。 電解コンデンサー8個交換。
C33. 修理前 R側EQ_AMP基板裏
C34. 修理(半田補正)後 R側EQ_AMP基板裏。 半田を全部やり直す。フイルムコンデンサー2個追加。
C35. 完成R側EQ_AMP基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C41. 修理前 L側EQ_AMP基板
C42. 修理後 L側EQ_AMP基板。 電解コンデンサー8個交換。フイルムコンデンサー2個追加。
C43. 修理前 L側EQ_AMP基板裏
C44. 修理(半田補正)後 L側EQ_AMP基板裏。 半田を全部やり直す。フイルムコンデンサー2個追加。
C45. 完成L側EQ_AMP基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C51. 修理前 R側出力AMP基板
C52. 修理後 R側出力AMP基板。バランス調整用半固定VR2個、電解コンデンサー8個交換。
C53. 修理前 R側出力AMP基板裏
C54. 修理(半田補正)後 R側出力AMP基板裏。 半田を全部やり直す。フイルムコンデンサー2個追加。
C55. 完成R側出力AMP基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C61. 修理前 L側出力AMP基板
C62. 修理後 L側出力AMP基板。 半固定VR2個、電解コンデンサー8個交換。
C63. 修理前 L側出力AMP基板裏
C64. 修理(半田補正)後 L側出力AMP基板裏。 半田を全部やり直す。フイルムコンデンサー2個追加。
C65. 完成L側出力AMP基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C81. 修理前 制御基板。
C82. 修理後 制御基板。電解コンデンサー4個交換。
C83. 修理前 制御基板裏。
C84. 修理(半田補正)後 制御基板裏。 半田を全部やり直す。
C85. 完成制御基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
C91. 修理前 電源ブロック電解コンデンサー基板。
C92. 修理前 電源ブロック電解コンデンサー基板裏。
C93. 修理(半田補正)後 電源ブロック電解コンデンサー基板裏。
                   半田を全部やり直す。 フイルムコンデンサー6個追加
C94. 完成基板電源ブロック電解コンデンサー裏。 洗浄後防湿材を塗る。
CA0. 修理中 前パネルを取り前シャシを倒して修理。
CA1. 修理前 メインVR基板。
CA2. 修理後 メインVR基板。 制御リレー2個交換。
CA3. 修理前 メインVR基板裏。
CA4. 修理(半田補正)後 メインVR基板裏。 半田を全部やり直す。
CA5. 完成メインVR基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
CB1. 修理前 バランスVR基板。
CB2. 修理前 バランスVR基板裏。
CB3. 修理(半田補正)後 バランスVR基板裏。 半田を全部やり直す。 抵抗2個追加。
CB4. 完成バランスVR基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
CC1. 修理前 右側トーンコントロールVR基板。
CC2. 修理後 右側トーンコントロールVR基板。電解コンデンサー1個交換。
CC3. 修理前 右側トーンコントロールVR基板裏。
CC4. 修理(半田補正)後 右側トーンコントロールVR基板裏。 半田を全部やり直す。
CC5. 完成右側トーンコントロールVR基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
CD1. 修理前 左側トーンコントロールVR基板。
CD2. 修理後 左側トーンコントロールVR基板。電解コンデンサー1個交換。
CD3. 修理前 左側トーンコントロールVR基板裏。
CD4. 修理(半田補正)後 左側トーンコントロールVR基板裏。 半田を全部やり直す。
CD5. 完成左側トーンコントロールVR基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
CE1. 修理前 モードSW基板。
CE2. 修理前 モードSW基板裏。
CE3. 修理(半田補正)後 モードSW基板裏。 半田を全部やり直す。
CE4. 完成モードSW基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
CF1. 修理前 出力切換SW基板。
CF2. 修理前 出力切換SW基板裏。
CF3. 修理(半田補正)後 出力切換SW基板裏。 半田を全部やり直す。
CF4. 完成出力切換SW基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
CG1. 修理前 入力切換SW基板。
CG2. 修理前 入力切換SW基板裏。
CG3. 修理(半田補正)後 入力切換SW基板裏。 半田を全部やり直す。
CG4. 完成入力切換SW基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
CH1. 修理前 MC入力インピーダンス切換SW基板。
CH2. 修理前 MC入力インピーダンス切換SW基板裏。
CH3. 修理(半田補正)後 MC入力インピーダンス切換SW基板裏。 半田を全部やり直す。
CH4. 完成MC入力インピーダンス切換SW基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
CI1. 修理前 テープ録音SW基板。
CI2. 修理前 テープ録音SW基板裏。
CI3. 修理(半田補正)後 テープ録音SW基板裏。 半田を全部やり直す。
CI4. 完成テープ録音SW基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
CJ1. 修理前 各種押ボタンSW基板。
CJ12. 修理前 各種押ボタンSW基板。 SW部を固定する爪、治具も無くバラスのは危険!
CJ2. 修理後 各種押ボタンSW基板。 電解コンデンサー2個交換。
CJ3. 修理前 各種押ボタンSW基板裏。
CJ4. 修理(半田補正)後 各種押ボタンSW基板裏。 半田を全部やり直す。
CJ5. 完成各種押ボタンSW基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
CK1. 修理前 LED表示+押ボタンSW基板。
CK2. 修理前 LED表示+押ボタンSW基板裏。
CK3. 修理(半田補正)後 LED表示+押ボタンSW基板裏。 半田を全部やり直す。
CK4. 完成LED表示+押ボタンSW基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
CL1. パネル清掃。
CM0. 後パネルを傾け、修理。
CM1. 修理前 入出力リレー基板。
CM2. 修理後 入出力リレー基板。電解コンデンサー7個、制御リレー17個交換。平ケーブルの下に1個有る。
CM3. 修理前 入出力リレー基板裏。
CM4. 修理(半田補正)後 入出力リレー基板裏。
CM5. 完成入出力リレー基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
CN1. 修理前 電源コード取り付け。
CN2. 修理中 電源コード取り付け穴加工。
CN3. 修理(交換)後 電源コード取り、3Pインレットに交換。 FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ使用。
CN4. 修理後 3Pインレット裏配線。 アースはしっかり取る。
CO1. 修理前 入力RCA端子郡
CO2. 修理(交換)後 入力RCA端子郡。 DISK 1,2 をテフロン絶縁RCA端子に交換。
CO3. 修理前 出力&TAPE RCA端子郡。
CO4. 修理(交換)後 出力&TAPE RCA端子郡。 OUTPUT 1、2をテフロン絶縁RCA端子に交換。
CP1. 交換した部品。
CQ1. 修理前 上から見る
CQ2. 修理後 上から見る
CQ3. 修理前 下から見る
CQ4. 修理後 下から見る
E. 調整・測定
E0. 出力・歪み率測定・調整。
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E11. Tuner、50Hz入力=R側出力電圧2V、 0.00432%歪み。
                   L側出力電圧2V、 0.00478%歪み。
                   「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E12. Tuner、100Hz入力=R側出力電圧2V、 0.00437%歪み。
                    L側出力電圧2V、 0.00485%歪み。
                    「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E13. Tuner、500Hz入力=R側出力電圧2V、 0.00412%歪み。
                    L側出力電圧2V、 0.00490%歪み。
                    「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E14. Tuner、1kHz入力=R側出力電圧2V、 0.00301%歪み。
                   L側出力電圧2V、 0.00343%歪み。
                   「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E15. Tuner、5kHz入力=R側出力電圧2V、 0.00414%歪み。
                   L側出力電圧2V、 0.00490%歪み。
                   「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E16. Tuner、10kHz入力=R側出力電圧2V、 0.00432%歪み。
                     L側出力電圧2V、 0.00508%歪み。
                    「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E17. Tuner、50kHz入力=R側出力電圧2V、 0.00404%歪み。
                     L側出力電圧2V、 0.00447%歪み。
                    「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=125kHz、右=500kHz。
E18. Tuner、100kHz入力=R側出力電圧1.9V、 0.00850%歪み。
                     L側出力電圧1.9V、 0.00853%歪み。
                    「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=125kHz、右=500kHz。
E21. MC(26dB)、50Hz入力=R側出力電圧2V、 0.0170%歪み。
                      L側出力電圧2V、 0.0171%歪み。
                     「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. MC(26dB)、100Hz入力=R側出力電圧2V、 0.01308%歪み。
                       L側出力電圧2V、 0.01340%歪み。
                      「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. MC(26dB)、500Hz入力=R側出力電圧2V、 0.01128%歪み。
                       L側出力電圧2V、 0.01387%歪み。
                      「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. MC(26dB)、1kHz入力=R側出力電圧2V、 0.01089%歪み。
                      L側出力電圧2V、 0.01295%歪み。
                      「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. MC(26dB)、5kHz入力=R側出力電圧2V、 0.01143%歪み。
                     L側出力電圧2V、 0.01370%歪み。
                     「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. MC(26dB)、10kHz入力=R側出力電圧2V、 0.01023%歪み。
                      L側出力電圧2V、 0.01296%歪み。
                      「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. MC(26dB)、50kHz入力=R側出力電圧1.6V、 0.0326%歪み。
                       L側出力電圧1.6V、 0.0876%歪み。
                     「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=125kHz、右=500kHz。
F. 上位測定器による 調整・測定
F1. 下のオーディオアナライザーVP−7732Aで自動測定
F21. 入出力特性測定(Tuner入力)。
                        Tuner入力端子へ150mV一定入力。VRはmaF、平均で2.4V出力。
                        左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F22. 入出力特性測定(Tuner入力)、 SubSonic(10Hz) ON。
                        Tuner入力端子へ150mV一定入力。VRはmax、平均で2.4V出力。
                        左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F23. 歪み率特性測定(Tuner入力)
                        Tuner入力端子へ150mV一定入力。VRはmax、平均で2.4V出力。
                        左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F24. 入出力特性測定(Tuner入力)、 BASS(200Hz) & TREBLE(7kHz) 最大。
                        Tuner入力端子へ150mV一定入力。VRはmax。
                        左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F25. 入出力特性測定(Tuner入力)、 BASS(200Hz) & TREBLE(7kHz) 最小。
                        Tuner入力端子へ150mV一定入力。VRはmax。
                        左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F26. 入出力特性測定(Tuner入力)、 BASS(500Hz) & TREBLE(2kHz) 最大。
                        Tuner入力端子へ150mV一定入力。VRはmax。
                        左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F27. 入出力特性測定(Tuner入力)、 BASS(500Hz) & TREBLE(2kHz) 最小。
                        Tuner入力端子へ150mV一定入力。VRはmax。
                        左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F31. 入出力特性測定(MM入力)。
      MM入力 入力電圧=1mV一定入力 VRはmax、   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F32. 入出力特性測定(MC入力)。
     MC(26dB)入力端子へ0.11mV入力 VRはmax、   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F33. 入出力特性測定(MC入力)。
     MC(32dB)入力端子へ0.11mV入力 VRはmax、   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況、 正面から見る。
S. C−200L の仕様(カタログ・マニアルより) 
型式 ステレオプリアンプ C−200L
周波数特性 Tuner、Line、Tape play=1.0Hz〜500kHz +0 -3.0dB、20Hz〜20kHz +0 -0.2dB
Disc=20Hz〜20kHz ±0.2dB
全高調波歪率(EIA) 0.005%(全ての入力端子にて、20Hz〜20kHz)
入力感度/インピーダンス
(定格出力/EIA出力0.5V)
Disc(Head amp off)MM=2.0mV/0.5mV/47kΩ
Disc(Head amp +26dB)=0.1mV/0.025mV/10Ω、30Ω、100Ω
Disc(Head amp +32dB)=0.05mV/0.0125mV/10Ω、30Ω、100Ω
Tuner、Line、Tape play=126mV/31.5mV/20kΩ
定格出力/インピーダンス
Output(unbalanced)=2.0V/1.0Ω
Output(balanced)=2.0V/600Ω
Tape rec=126mV/200Ω(Disc時)
S/N・入力換算雑音
入力ショート A補正、EIA S/N
定格入力S/N、入力換算雑音
Disc(Head amp off)MM=85dB、-140dBV、82dB
Disc(Head amp +26dB)=72dB、-152dBV、76dB
Disc(Head amp +32dB)=66dB、-152dBV、76dB
Tuner、Line、Tape play=110dB、-128dBV、88dB
最大出力レベル
歪率0.005%、20Hz〜20kHz
Output(unbalanced)=8V
Output(balanced)=8V
Tape rec=19V(Disc時)
Disc最大入力電圧
(1kHz、歪率0.005%)
Head amp off=300mV
Head amp +26dB=15mV
Head amp +32dB=7.5mV
最小負荷インピーダンス Output(unbalanced)=1kΩ
Tape rec=10kΩ
ゲイン
Tuner、Line、Tape play→Output=24dB
Tuner、Line、Tape play→Tape rec=0dB
Disc(Head amp off、MM)→Output=60dB
Disc(Head amp off、MM)→Tape rec=36dB
Head ampは+26dB、+32dB切替式
トーンコントロール
10ステップコントロール
低音
 500Hz=±7.5dB(100Hz)、1.5dBステップ、200Hz=±7.5dB(40Hz)、1.5dBステップ
高音
 2kHz=±7.5dB(10kHz)、1.5dBステップ、7kHz=±7.5dB(35kHz)、1.5dBステップ
ラウドネスコンペンセーター
(Volume -30dB)
Comp1=+3dB(100Hz)
Comp2=+8dB(100Hz)、+6dB(20kHz)
サブソニックフィルター 10Hz、-18dB/oct
アッテネーター -20dB
使用半導体 トランジスタ=164個
FET=16個
IC=21個
ダイオード=123個
電源電圧 AC100V/117V/220V/240V、50Hz/60Hz
消費電力 45W
外形寸法 幅445×高さ160(脚含む)×奥行373mm
幅466×高さ190×奥行385mm(ウッドキャビネット装着時)
重量 13.6kg
別売 ウッドキャビネット A-8(\16,000)
価格 33万円 1984年6月発売
                  c200l_24q
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