Mcintosh MA2275修理記録
平成26年12月5日持込   12月9日完成
A. 修理前の状況
  • 12年前に新品購入し、何事も無く、今日まで使用してきました。
    突然1本の KT88の頭が白くなり、音が出なくなりました。
    そこで、KT88 Cロゴ を4本購入し、交換しましたが、左側から音も出ず、VU計も振れません。


E. 修理後の調整・測定

F. 修理費   50,000円    近いお馴染みさんなので通常修理。特別にHP製作。
                       但し、真空管は別途

S. Mcintosh MA2275 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A14. 点検中 後から見る
A15. 点検中 ボンネットを取り、後から見る
A16. 点検中 真空管・ボンネットを取り、後から見る
A17. 点検中 入力RCA端子。
A18. 点検中 後左から見る
A21. 点検中 上から見る
A22. 点検中 ボンネットを取り、上から見る
A23. 点検中 真空管・ボンネットを取り、上から見る
A31. 点検中 下から見る
A32. 点検中 下ケースを取り下から見る
A33. 点検中 下前から見る
A34. 点検中 下前左から見る
A35. 点検中 下後から見る
A36. 点検中 下後右から見る
A41. 点検中 12年間使用した純正 KT−88。 供養してあげましょう?
A42. 点検中 12年間使用した純正 KT−88。頭のゲッターがかなり薄くなっている。
A43. 点検中 新しく購入 KT88−Cロゴ。
A44. 点検中 12年間使用した純正 12AT7、12AX7。
A45. 点検中 12年間使用した純正 12AT7、12AX7。
                 ステム下のガラスも綺麗! 良い物は結局お買い得!
A51. 点検中 右側終段基板。
A53. 点検中 右側終段基板裏。
A53. 点検中 左側終段基板。
A53. 点検中 左側終段基板裏。
E. 修理後の測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整、 100Vで測定。
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
        表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
        表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E21. 50Hz入力、R側SP出力電圧24V=72W出力 0.129%%歪み。
               L側SP出力電圧24V=72W出力 0.1199%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. 100Hz入力、R側SP出力電圧25V=78W出力 0.1074%歪み。
               L側SP出力電圧25V=78W出力 0.1005%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. 500Hz入力、R側SP出力電圧25V=78W出力 0.0987%歪み。
               L側SP出力電圧25V=78W出力 0.0872%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. 1kHz入力、R側SP出力電圧24V=72W出力 0.1139%歪み。
              L側SP出力電圧25V=78W出力 0.0948%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E242. 2kHz入力、R側SP出力電圧10V=12.5W出力 0.0538%歪み。
                L側SP出力電圧10V=12.5W出力 0.0642%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. 5kHz入力、R側SP出力電圧25V=78W出力 0.141%歪み。
              L側SP出力電圧25V=78W出力 0.1090%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. 10kHz入力、R側SP出力電圧25V=78W出力 0.147%歪み。
               L側SP出力電圧25V=78W出力 0.1117%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. 20kHz入力、R側SP出力電圧24V=72W出力 0.0996%歪み。
               L側SP出力電圧24V=72W出力 0.0763%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
S. Mcintosh MA2275 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 管球式インテグレーテッドアンプ MA2275
パワーアンプ部
定格出力 stereo=75W+75W(2Ω、4Ω、8Ω)
入力感度/インピーダンス ライン=2.5V/22kΩ
フォノ=2.5mV/47kΩ
プリアンプ部
入力感度/インピーダンス ライン=450mV/22kΩ
フォノMM=4.4mV/47kΩ
ゲイン ライン→プリアウト=15dB
ライン→テープ出力=0dB
定格出力 アンバランス、バランス出力=2V(ByPassOnMode)
アンバランス、バランス出力=6V(ByPassOffMode)
全体性能
定格出力帯域 20Hz〜20kHz
全高調波歪率 0.5%以下
周波数特性 20Hz〜20kHz=+0,-0.3B
10Hz〜50kHz=+0,-0.5dB
スピーカー出力 1系統×3(2Ω用、4Ω用、8Ω用)
入力端子 ラインRCA=6系統(フォノMM/Aux切替え1系統)
ラインXLR=1系統
パワー入力RCA=1系統
入力感度 フォノ=定格出力=4.4mV/47kΩ、65pF
ライン=定格出力=450mV/22kΩ
パワーアンプ入力=定格出力=2.5V
最大入力信号 フォノ=90mV、ライン=8V
録音出力端子 RCA=1系統
プリアウト端子 RCA=1系統
使用真空管 プリアンプ部=12AX7A×2
フォノ=12AX7A×2
パワーアンプ部=KT88/6550×4、12AT7×2
消費電力 250W
最大外形寸法 幅450.9×高さ257.2(足含)×奥行476.3mm(フロントパネル及びノブ含む)
重量 35.0kg
付属 リモコン
価格 \945,000(税込、2007年頃)
                    mc2275-y
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。  写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。
  Copyright(C) 2023 Amp Repair Studio All right reserved.