QUAD 44. 2台目修理記録
平成16年3月1日到着   3月10日完成
このAMPの入出力に使用する「5ピンDINコネクター(雄)」、多数有ります、必要なかたメール下さい
又、ケーブルも作ります(DIN−RCA端子)
A. 修理前の状況
  • ときどき(というかかなり頻繁に)左SPの音が途切れることがあり、ボリュームを
    上げると回復するという現象がありました。
     
B. 原因
  • 電解コンデンサー劣化
    ユーザーが修理に挑戦した

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換
    RCA端子交換
    OP−AMP交換
    リレー交換

D. 使用部品
  • 電解コンデンサー                           14個
    RCA端子                                 6個
    OP−AMP                               14個
    リレー                                   1個

E. 調整・測定

F. 修理費   57,000円  オーバーホール修理

S. QUAD 44 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A1. 修理前 上から見る
A2. 修理前 下から見る
A3. 交換するRCA端子
C. 修理状況
C1A. 修理前 TAPE1入力基板 下のデイップSWはPlayとRecordのレベル調整
C1B. 修理後  TAPE1入力基板 OP−AMP2個、電解コンデンサー2個交換
C1C. 修理前  TAPE1入力基板裏
C1D. 修理(半田補正)後  TAPE1入力基板裏 全半田やり直し
C2A. 修理前  TAPE2入力基板 下のデイップSWはPlayとRecordのレベル調整
C2B. 修理後 TAPE2入力基板 OP−AMP2個、電解コンデンサー2個交換
C2C. 修理前  TAPE2入力基板裏
C2D. 修理(半田補正)後  TAPE2入力基板裏 全半田やり直し
C3A. 修理前  DISK入力基板 下のディプSWは入力レベル調整
C3B. 修理後  DISK入力基板 OP−AMP2個、電解コンデンサー2個、RCA端子2個交換
C3C. 修理前  DISK入力基板裏
C3D. 修理(半田補正)後  DISK入力基板裏 全半田やり直し
C4A. 修理前  CD/AUX入力基板
C4B. 修理後  CD/AUX入力基板 OP−AMP、RCA端子2個交換
C4C. 修理前  CD/AUX入力基板裏
C4D. 修理(半田補正)後  CD/AUX入力基板裏 全半田やり直し
C5A. 修理前  RADIO入力基板
C5B. 修理後  RADIO入力基板OP−AMP2個交換
C5C.修理前  RADIO入力基板裏
C5D. 修理(半田補正)後  RADIO入力基板裏 全半田やり直し
C6A. 修理前  出力RCA端子 何と5V/1.6Vの出力端子有り、真空管AMPも十分駆動できる
            写真紛失
C6B. 修理後  出力RCA端子
C7A. 修理後  電源基板
C7B. 修理後  電源基板 電解コンデンサー5個、リレー交換
C7C. 修理前  電源基板裏
C7D. 修理(半田補正)後  電源基板裏
C7D1. 修理前  電源基板裏 出力リレー =ユーザーが修理に挑戦し交換した
C7D2. 修理後  電源基板裏 出力リレー 遊び端子も半田付けする
C8A. 修理前  VR基板
C8B. 修理後  VR基板 電解コンデンサー6個、OP-AMP5個交換
C8C. 修理前  VR基板 裏
C8D. 修理(半田補正)後  VR基板 裏
C8E. 修理(半田補正)後  SW基板も半田補正する、やりにくいが方向を考えて行う=AMP修理工房に妥協は無い
C9A. 修理前  操作・表示基板
C9B. 修理前  操作・表示基板裏
C9C. 修理(半田補正)後  操作・表示基板裏
CA1. パネル清掃
CA2. 修理中 マイスターの弟子が製作したのか、ザグリが深すぎた皿エジ穴
CA3. 修理中 念のためトランス点検・半田補正
CB1. 交換部品
CB2. 交換部品 ICの拡大写真
CCA. 修理前 上から見る
CCB. 修理後 上から見る
CCC. 修理前 下から見る
CCD. 修理後 下から見る
CD1. 完成 前から見る
CD1. 完成 後から見る
E. 調整・測定
E1. 出力、歪み調整・測定 電源電圧は110Vにて測定
E2A. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 1000HZ AUX/CD入力
E2B. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 400HZ AUX/CD入力
E2C. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 1000HZ DISK/MM入力
E2D. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 400HZ DISK/MM入力
E3. 24時間エージング
S. QUAD 44 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 コントロールアンプ 44
入力
入力感度(1kHz)/最大入力(1kHz)/
負荷インピーダンス/SN比(A補正入力負荷時)
Disc=1mV/35mV/47kΩまたは47kΩ,180pF/63dB
    3mV/100mV/47kΩまたは47kΩ,180pF/72dB
    10mV/300mV/47kΩまたは47kΩ,180pF/82dB
Radio、Aux=100mV/5V/1MΩ/86dB
        500mV/25V/500kΩ/82dB
Tape再生=100mV/5V/39kΩ
       300mV/15V/121kΩ
       0dBm(775mV)/40V/94kΩ/86dB
       3V/100V/85kΩ
       10V/100V/82kΩ
出力(出力レベル/ソースインピーダンス) Tape録音=3mV/32Ωまたは33kΩ
       10mV/100Ωまたは33kΩ
       100mV/1kΩまたは33kΩ
       0dBm(775mV)/1kΩまたは33kΩ
パワーアンプ=0.5V/1kΩ
         1.6V/3.2kΩ
         5V/75Ω
歪率 すべての入力時で最悪のとき0.05%
残留ノイズ -104dB(Aカーブ・ボリューム最小)
周波数特性 ディスク以外=30Hz〜20kHz(+0、-1)
ディスク=30Hz〜20kHz(±0.5dB)
クロストーク(30Hz〜10kHz時) 録音再生=70dB
チャンネル間=50dB
電源入力 100〜130V、200〜250V、50-60Hz
外形寸法 幅321×高さ103×奥行207mm
重量 4kg
価格 21万円
別売MCモジュール(3タイプ)44用=各¥18,000(1986年頃) 34用=各¥13,000(1986年頃)
タイプ 入力感度 負荷(抵抗/容量) 適応ブランド
44用 Aタイプ 0.3mV 470Ω/22nF EMT、Audio-Technica、Dynavector、
Sony、Victor、Yamaha、Denon
Aタイプ
(1986年頃)
0.2mV 100Ω/22nF Ortofon(MC10-Sup、MC20-Sup、SPU)
Denon、FR、Dynavector
Sony、Yamaha、AET
Bタイプ 0.1mV 100Ω/68nF Ortofon(MCシリーズ)
Audio-Technica(AT-1000MC)
Nagaoka、Denon(DL1000A)
Grantz(GMC-55)
Bタイプ
(1986年頃)
0.1mV 100Ω/22nF Ortofon(MCシリーズ)
Nagaoka
Cタイプ 0.3mV 100Ω/68nF Ortofon(SPU、MC10Super)、Coral、
Entre、FR(7f・PMC-3)、Nakamichi、
Supex、Grantz(GMC-10E)
Cタイプ
(1986年頃)
0.4mV 100Ω/22nF Audio-Technica
Supex、Coral
Dタイプ 0.1mV 470Ω/22nF FR(Iシリーズ)、Technics
Goldbug
34用 Aタイプ 0.2mV 100Ω/22nF Ortofon(SPU、MC10Super)
EMT、デンオン(DL1000A除く)
ダイナベクター、ソニー
ビクター、ヤマハ、FR
テクニクス(EPC-310MC)
Bタイプ 0.1mV 100Ω/22nF Ortofon(MCシリーズ)
デンオン(DL-1000A)
テクニカ(AT-1000MC)
アントレー、ナガオカ
テクニクス(EPC-305MC)
Cタイプ 0.4mV 100Ω/22nF テクニカ(AT-1000MC除く)
トーレンス(MCH-2)
スペックス(SD-900E、SDX-1000)
ソニー(XL-88)
                       qua442-1h
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