DENON POA−3000 修理記録
    平成13年12月4日持込
記載事項は、修理継続中で確定では有りません。
片側終段TR(トランジスター)全滅、ドライブ基板の被害甚大なので、
修理費が市場価格を超えるので、部品取りのジャンク品の出を待つ
A. 修理前の状況
  最近まで使っていたのですがある日突然煙を噴いて死んでしまいました。
 メーカーに電話したのですが ”もう部品が無い” と断られました。
 パワーメーターも数年前より不動でボリュームにも’ガリ’が出ますが

B. 原因
 AMP終段TRの焼損
 TR(トランジスター)の劣化
 基板のハンダ不良多数あり、是が1次原因の可能性あり。

C. 修理状況
 AMP終段TR交換
 TR(トランジスター)、FET(電界トランジスター)交換、
 配線手直し、補強

D. 使用部品
  終段TR             20個
  TR(トランジスター)      40個
  FET(電界トランジスター)  12個
  配線手直し、補強
  コンデンサー           10個
  抵抗                40個

E. 修理費  ,000円

S. DENON POA−3000 仕様(カタログ・マニアルより抜粋)

1. L側終段を取り出した所
2. 終段TR(トランジスター)10個付いている。焼損切=8個、短絡=2個
3. 止めネジが緩み、浮いている終段TR(トランジスター)=隙間が見える
4. ドライブ基板表、片側足を切て有るのが焼損した抵抗。  多分20本以上ある。
5. ドライブ基板の裏=プリント面、ハンダ不良多数。
   終段TR(トランジスター)の焼損の熱でハンダ不良に成ったか、
   此方が原因で終段TR(トランジスター)が焼損したか未確定
6. ハンダ不良拡大 その1
7. ハンダ不良拡大 その2
8. ハンダ不良拡大 その3
S. DENON POA−3000 仕様(マニアル・カタログより) 
型式 ステレオパワーアンプ
ミュージックパワー 250W+250W(8Ω)
定格出力(両ch駆動、正弦波出力、20Hz〜20kHz) 180W+180W(8Ω)
全高調波歪率 0.002%以下(20Hz〜10kHz)
0.003%以下(20Hz〜20kHz)
混変調歪率(60Hz:7kHz=4:1、定格出力) 0.003%以下(180W相当時)
出力帯域幅(IHF、両ch駆動) 5Hz〜100kHz(THD 0.02%)
入力感度/入力インピーダンス 1V/50kΩ
出力インピーダンス 0.04%(1kHz)
ダンピングファクター 200(8Ω、1kHz)
S/N比(IHF-A) 122dB以上
伝送特性 1Hz〜350kHz +0dB -3dB
セパレーション 100dB以上(20Hz〜1kHz)
85dB以上(〜20kHz)
スルーレート ±300V/μsec以上
周波数特性 10Hz〜100kHz ±3dB
サブソニックフィルター特性 16Hz、6dB/oct
レベルメーター特性 指示方式:ピーク値指示方式出力レベルメーター
指示範囲:-50dB〜+5dB、0dB=200W/8Ω
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 無信号時:220W
有信号時:730W(電気用品取締法)
外形寸法(ツマミ、脚含む) 幅495×高さ188×奥行459mm
重量 34kg
標準価格 \350,000(1979年発売)
    poa30008
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