Sansui AU−9500 6台目 修理記録 
14年5月15日到着  6月11日完成
A. 修理前の状況
  HARD OFFにてサンスイのAU9500を入手したのですが電源を入れてしばら く(30分ほど)すると
  L chよりノイズがでてプロテクトがかかってしまいました。
  JUNK扱いで購入したのでHARD OFFに文句を言うわけにもいかない

B.原因
 経年変化

C. 修理状況
  下記参照
  配線手直し、補強
  経年劣化による各部ハンダ補正

D.使用部品
  SP接続リレー        1個
  半固定VR          4個
  FET(電界トランジスター)  2個
  TR(トランジスター)      個
  電解コンデンサー       個

E. 修理費   35,000円    通常修理。

1.SP接続用リレーの交換
2. 修理前のドライブ基板
3. 修理後のドライブ基板、FET(電界トランジスター)、TR(トランジスター)、半固定VR交換
  下の4個のキャンタイプTR(トランジスター)も交換し、シリコングリスを塗布し取り付ける
  入力コンデンサー交換
6.終段TR(トランジスター)を外した所、シリコングリスが殆ど無い
7.シリコングリスを塗り取り付けた終段TR(トランジスター)L側
  終段TR(トランジスター)は16個より選別して使用
8.シリコングリスを塗り取り付けた終段TR(トランジスター)R側
10.コントロールAMP基板修理、全TR(トランジスター)/FET(電界トランジスター)交換
  結合(カップリング)コンデンサー全部交換
12.EC(イコライザー)AMP修理
13. 出力測定
14.MM入力=1mV 出力26V=85W 歪み率0.06% 400HZ
15.MM入力=1mV 出力26V=85W 歪み率0.08% 1000HZ
16.完成、上から見る
17.完成、下から見る
18.交換部品
S. SANSUI AU−9500 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 プリメインアンプ AU-9500 
定格出力 ミュージックパワー(IHF)=260W(4Ω、1kHz).
実効出力(片ch動作)=85W/85W(8Ω、1kHz).
実効出力(両ch動作)=80W+80W(8Ω、1kHz).
連続実効出力(両ch動作、定格歪率8Ω、20Hz〜20kHz)=75W+75W
全高調波歪率(定格出力) 0.1%以下
混変調歪率 0.1%以下(定格出力、70Hz=7kHz=4:1、SMPTE)
パワーバンドウィズ(IHF) 5Hz〜40kHz
周波数特性 3Hz〜80kHz、+0 -1dB(メインアンプ、1W出力時)
ダンピングファクター 50(8Ω)
入力感度/入力インピーダンス(1kHz) Phono1=2.5mV/50kΩ.
Phono2=2.5mV/30kΩ、50kΩ、100kΩ.
(最大許容入力 300mV、全高調波歪率 0.5%以下).
MIC=2.5mV/50kΩ.
Tuner、AUX(レベル調整可能)=100mV/50kΩ.
Tape Monitor1、2(PIN)(レベル調整可能)=100mV/50kΩ.
Tape Monitor2(DIN)=100mV/50kΩ.
4ch、N.R.Adaptor=100mV/50kΩ.
出力電圧/出力インピーダンス Tape Rec1、2(PIN)=100mV/1.5kΩ.
Tape Rec2(DIN)=30mV/70kΩ.
4ch、N.R.Adaptor=100mV/1.5kΩ.
プリアンプ(定格出力)=0.8V/1.5kΩ.
[最大出力、全高調波歪率 0.5%以下]:4.5V.
クロストーク(定格出力 1kHz) Phono1、2=50dB以上
ハム及びノイズ(IHF) Phono1、2=75dB以上.
Tuner、AUX=85dB以上.
メインアンプ=100dB以上.
トーンコントロール Bass(Defeat、150Hz、300Hz、600Hz)=±15dB(20Hz)、3dBステップ.
Midrange(Defeat、750Hz、1.5kHz、3kHz)=±5dB(1.5kHz)、1dBステップ.
Treble(Defeat、6kHz、3.5kHz、2kHz)=±15dB(20kHz)、3dBステップ.
ラウドネス(ボリューム -30dB) 50Hz:+10dB.
10kHz:+8dB.
ロー・フィルター 25Hz、50Hz:-3dB(12dB/oct).
ハイ・フィルター 12kHz、6kHz:-3dB(12dB/oct).
使用半導体 トランジスタ:58
FET:2
ダイオード:37
定格消費電力 205W(最大550VA)
外形寸法 幅500×高さ140×奥行347mm
重量 23.3kg
価格 123,000円(1972年10月発売当時).
135,000円(1975年頃). 
特色。
  • チャンネル独立電源供給方式を採用 小出力から75W+75Wまで,20Hzから20kHzにわたって 0.1%以下の低歪率を実現
  • 全帯域にわたって低歪率(0.1%以下)を保証
  • 高安定度を可能にした左右チャンネル独立電源供給方式
  • パラレル・プッシュプル回路による低歪率,大出力のパワー段
  • 正確な過渡応答。
  • 透明で高品位な音質。
  • 許容入力300mV(1kHz,THD0.5%以下)の広ダイナミックレンジ
  • カレントリミッター,リレー,ヒューズによる大出力アンプにふさわしい完ぺきな保護回路
  • ロータリー・スイッチ式の本格的トリプル・トーン・コントロール(T.T.C.)
  • 上昇,下降点の変えられるトーン・セレクター
  • 2段切換のハイ・フィルター,ロー・フィルター
  • テープリプリントも自由自在
  • 4チャンネル時代に対処した4CHアダプター回路
  • ノイズ・リダクション(N.R.)アダプター  接続回路
  • スピーカーシステムは3系統接続可能
  • 3段にインピーダンスの切替え可能のPHONO-2端子
  • プリ,メインアンプ部は,単独使用可能
  • ミューティングスイッチ
          
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