THORENS TD125mkU. 2台目修理記録
 同時修理SQ−38FD. 9台目ターンテーブルの点検梱包はこちらを参考 2020/1/13到着  1/31完成
A. 修理前の状況
  • 新品で購入し、震災には会いましたが、防塵カバーの一部破損のみでその後しばらく使用していましたが、モーターが回転しなくなりました。
    メーカーは部品がもう無いとのことで修理不可でした。
    アームはSME、カートリッジはSHURE V-15 Type IIIが取り付いています。


B. 現状・原因
  • 各部経年劣化。

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換。
    半固定VR交換。
    配線手直し、補強。
    経年劣化による各部ハンダ補正。
    フイルムコンデンサー交換。
    OP−AMP交換。

D. 本体タンテーブル修理状況

M. モータ部 修理状況


G. 使用部品
  • 電解コンデンサー        2個。
    半固定VR            9個。
    フイルムコンデンサー      9個。
    OP−AMP            2個。

E. 測定・調整

F. 修理費
           90,000円。 オーバーホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. THORENS TD125mkU の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る。
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. 点検中 メインプラッターを外し、上から見る。
A17. 点検中 メインプラッター、サブプラッターを外し、上から見る。
A21. 点検中 タンテーブルの軸受けを見る。
A22. 点検中 タンテーブルの軸受けを見る、反対側。
A31. 点検中 タンテーブルを見る。
A32. 点検中 タンテーブル裏を見る。
A33. 点検中 サブタンテーブル裏を見る。
A34. 点検中 サブタンテーブルの軸を見る。
A35. 点検中 サブタンテーブルの軸を拡大して見る。 縦横比変更。
A41. 点検中 ストロボを見る。脱落している。
A51. 点検中 モーター見る。
A61. 点検中 下前左から見る
A62. 点検中 下後右から見る
A63. 点検中 下から見る。
A64. 点検中 下蓋を取り、下から見る。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 ヒユーズ基板。
C12. 修理前 ヒユーズ基板裏
C13. 修理(半田補正)後、 ヒユーズ基板裏、全ハンダをやり直す。
C14. 完成ヒユーズ基板裏。余分なフラックスを洗浄後、コート液を塗る。
C21. 修理前 制御基板
C22. 修理後 制御基板。 OP−AMP2個、電解コンデンサー2個、半固定VR9個、フイルムコンデンサー8個交換。
C23. 修理前 制御基板裏
C24. 修理(半田補正)後 制御基板裏、全ハンダをやり直す
C25. 完成制御基板裏。余分なフラックスを洗浄後、コート液を塗る。
C31. 修理(清掃)中 ストロボ発光装置、 速度調整VR洗浄。
C41. 交換部品
C51. 修理前 上から見る。
C52. 修理後 上から見る。
C53. 修理前 上から見る。 むくれた銘板。
C54. 修理後 上から見る。 銘板。
C55. 修理前 下から見る。
C56. 修理後 下から見る。
C57. 完成。
D. 本体(タンテーブル)修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
D11. 修理前 前右木台。
D12. 修理中 前右木台。ボンドを塗って固める。
D13. 修理後中 前右木台。更に透明ラッカーを吹く。
D14. 修理前 後左木台。
D15. 修理中 後左木台。ボンドを塗って固める。
D16. 修理後 後左木台。更に透明ラッカーを吹く。
D17. 修理前 下前左木台。
D18. 修理中 下前左木台。ボンドを塗って固める。
D19. 修理後 下前左木台。更に透明ラッカーを吹く。
D1A. 修理前 下後右木台。
D1B. 修理中 下後右木台。ボンドを塗って固める。
D1C. 修理後 下後右木台。更に透明ラッカーを吹く。
D21. 修理前 下右側。
D22. 修理中 下右側。ボンドを塗って固める。
D23. 修理後 下右側。 更に透明ラッカーを吹く。
D24. 修理前 下左側。 
D25. 修理中 下左側。ボンドを塗って固める。
D26. 修理後 下左側。 更に透明ラッカーを吹く。
D31. 修理前 ターンテーブル底板表側。パルプ(紙)を圧縮成形した物で湿度に弱い。
D32. 修理後 ターンテーブル底板表側。透明ラッカーを吹く。
D33. 修理前 ターンテーブル底板裏側
D34. 修理中 ターンテーブル底板裏側。ボンドを塗って固める。
D35. 修理後 ターンテーブル底板裏側。さらに、塗装する。
D41. 修理前 アーム取付台裏。
D42. 修理中 アーム取付台裏。ボンドを塗って固める。
D43. 修理後 アーム取付台裏。さらに、塗装する。
D44. 修理前 アーム取穴。
D45. 修理前 アーム取穴。ボンドを塗って固める。
D46. 修理前 アーム取穴。さらに、塗装する。
D51. 修理前 アーム取付台表。
D52. 修理後 アーム取付台表。 塗装する。
D61. 修理中 反りに注意しながら、天日で乾燥させる。
                        右側は、 同時修理SQ−38FD. 9台目
M. モータ部 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
M1. 修理中、 モーター取り出し。
M2. 修理後 モーター取り出し。 清掃&注油する。
M3. 修理後 モーター取り出し、反対側。 清掃&注油する。
M4. 修理前 モーター。
M5. 修理前後 モーター。
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. ユーザーの地域の60Hz100Vで調整中。 内蔵ストロボは60Hz。
E1. 測定・調整中 33回転。 
E2. 内蔵ストロボ測定 33回転。
E3. モーター電圧波形 33回転。
E4. 測定・調整中 45回転。 
E5. 内蔵ストロボで測定  45回転。
E6. モーター電圧波形 45回転。
E7. 内蔵ストロボで測定  16回転。
E8. モーター電圧波形 16回転。
E9. 完成  24時間エージング。 左はSonyTA−E7
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況、 正面から見る。
S. THORENS TD125mkU の仕様(カタログ・マニアルより) 
型式 レコードプレイヤー TD125mkU
ターンテーブル TD125mkU
駆動方式 ベルトドライブ方式、電子回路制御
駆動モーター 16極シンクロナスモーター
速度切替回路 周波数制御による速度切替
ソリッドステート2相ウィーンブリッジ発振器
回転数 16 2/3、33 1/3、45rpm
速度調整範囲 ±2%
ターンテーブル 30cm非磁性亜鉛合金ダイキャスト製、3.2kg
ワウフラッター 0.03%以下(wrms)、0.06%以下(D=N45507)
SN比 68dB(D=N45539)
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 2.5W
外形寸法 幅440×高さ120×奥行340mm
重量 14.5kg
別売 オリジナルケース ST509(サンスイ製?、\7,900)
アクリル製ダストカバー TX25(\10,500)
トーンアームTP16
型式 ダイナミックバランス型
実効長 230mm
オーバーハング 14.4mm(調整可)
水平トラッキングエラー 0.2゜/cm以下
針圧調整位置 0.5gr
ヘッドシェル マグネシウム合金製プラグイン式
インサイドフォースキャンセラー 全ての針形状、針圧に対して調整可
使用可能カートリッジ 取付ビス間隔1/2インチ(12.7mm)
価格 TD125mkU=\94,000(1970年代前半頃)
TD125mkUA=\131,000(1970年代前半頃)
TD125mkUB=\104,000(1970年代前半頃)
TD125mkUAB=\141,000(1970年代前半頃)
SV. SHURE V-15 Type III の仕様(カタログ・マニアルより) 
型式 MM型カートリッジ
トラッカビリティ(針圧1g) 400Hz=26cm/s
1kHz=38cm/s
5kHz=35cm/s
10kHz=26cm/s
周波数範囲 10Hz〜25kHz
出力電圧 3.5mV(1kHz、5cm/s)
チャンネルセパレーション 28dB以上(1kHz)
20dB以上(10kHz)
チャンネルバランス 2dB以内
適正負荷 47kΩ(70kHz以下、400pF〜500pF)
※各チャンネル毎、トーンアーム及びケーブルを含む
インダクタンス 500mH
直流抵抗 1,350Ω
針先 0.2x0.7mil楕円針
針圧 0.75g〜1.25g
取付寸法 標準12.7mm(1/2インチ)
自重 6g
交換針 VN35E(楕円針、¥11,000)
VN3G(円錐針、¥10,300)
VN78E(楕円針、78rpm、¥10,600)
価格 ¥23,000(1979年頃)
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