CSE 正弦波交流定電圧電源 R100 修理記録
Sansui AU−9500.18台目ユーザー、同時修理3C33プシュプルステレオ真空管測定 
 2024/10/6到着   11/9完成 
A. 修理前の状況
  • CSEの正弦波交流定電圧電源です。
    アンプではありませんが対応可能でしょうか?
    本電源は、30年位前に購入しずっと使用してきました。
    出力電力100WということでプリアンプとCDプレーヤーの 電源として使用してきました。
    使用されている部品も30年経つと経年劣化が進んでいると思いますのでオーバーホールを依頼します。
  • 工房注記
    過大出力のプロテクトが完璧ではありません。
    ヒーター電力の大きい真空管アンプや重いダイレクト・タンテーブルは突入電流が大きいので注意しましょう。

B. 原因
  • 各部経年劣化。
    60Hz出力=出力電圧高い、周波数低い。
    50Hz出力=出力電圧無。

C. 修理状況
  • フイルムコンデンサー追加・交換。
    電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)
    配線手直し、補強。
    放熱(絶縁)シートをマイカーからテフロンに交換。


D. 使用部品
  • 電解コンデンサー       24個 。
    フイルムコンデンサー     12個。
    リレー               1個。
    テフロンシート          4枚。
    セラミックコンデンサー     2個。
    抵抗                2本。

E. 調整・測定

G. 修理費
     45,000円 オーバーホール修理

S. CSE 正弦波交流定電圧電源 R100 仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A21. 点検中 下前左から見る
A22. 点検中 下後右から見る
A31. 点検中 上から見る。 
A32. 点検中 下から見る。
A41. 点検中 ケースを取り上から見る。 
A42. 点検中 右横から見る。 絶縁は出力トランス1個のみ、業務用は2個使用。 (株)高砂製作所 AA500F東京精電 CVFT1-200H。基準発信はRC回路です、よって周波数の安定を求めるなら「Source」の位置が良いです。業務用は水晶発振。
A42. 点検中 左横から見る。 
A51. 点検中 60Hz出力、80W負荷(半田コテ)。57.80Hz、p−p=+−145V。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1. 修理中 基板等を外したシャーシ。
C2. 修理中 取り出したメインユニット。
C3. 修理後 取り出したメインユニット。
C4. 修理中 取り出したメインユニット、反対側。
C5. 修理後 取り出したメインユニット、反対側。
C11. 修理前 メイン基板。
C12. 修理後 メイン基板。 電解コンデンサー22個、フイルムコンデンサー10個、リレー1個交換
C13. 修理前 メイン基板裏
C14. 修理(半田補正)後 メイン基板裏 半田を全部やり直す。 フイルムコンデンサー2個、セラミックコンデンサー2個追加。
C15. 完成メイン基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C21. 修理後 終段出力TR(トランジスター)。
C22. 修理後 終段出力TR(トランジスター)。放熱(絶縁)シートをマイカーからテフロンに交換。
C31. 修理前 出力コンセント基板裏。 
C32. 修理(半田補正)後 出力コンセント基板裏 半田を全部やり直す。 
C33. 完成出力コンセント基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C41. 修理後 電源コードを直ずけから、端子接続に変更。
C51. 交換した部品。
C61. 修理前 上から見る。
C62. 修理後 上から見る。
C63. 修理前 右横から見る。
C64. 修理後 右横から見る。
C65. 修理前 左横から見る。
C65. 修理後 左横から見る。
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 60Hz出力、105W負荷(80W+25W半田コテ)。Audio Analyzer Panasonic VP−7723Bにより測定。
中左=周波数=60.06HZ、 中右=出力電圧=100.2V、 右端=歪み率=2.19%。
E2. 50Hz出力、105W負荷(80W+25W半田コテ)。Audio Analyzer Panasonic VP−7723Bにより測定。
中左=周波数=50.07HZ、 中右=出力電圧=100.3V、 右端=歪み率=3.85%。
E3. 供給電源出力、105W負荷(80W+25W半田コテ)。Audio Analyzer Panasonic VP−7723Bにより測定。
中左=周波数=49.96HZ、 中右=出力電圧=99.1V、 右端=歪み率=2.2%。
S. CSE 正弦波交流定電圧電源 R100 の仕様(カタログ・マニアルより)
型式 電源 アイソレーションレギュレーター R100
定格出力 100W
出力電圧 100/117V
出力周波数 50/60Hz
入力電圧範囲 90-110V
出力波形 正弦波
出力コンセント数 2 個、一般用(3Pアース付
電源 AC100V (50/60Hz)
外形寸法 217W×93H×379Dmm
重量 8kg
メーカー小売価格 ¥69,000-(税抜)
                      r100-z
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