Sansui BA−3000. 修理記録 |
平成13年9月12日 |
A.修理前の状況
片チャンネルの音が出なくなり5年くらい経ちます。
10年程前に同じ現象が出て修理して貰いました。
トランジスターの障害とのことで交換したようです。
B.原因
AMPのTR(トランジスター)劣化
C.修理状況
ドライブAMPのバランス、バイアス調整用 半固定VR交換
ドライブAMPのTR(トランジスター)全部交換
AMPの終段TR(トランジスター)全部個交換
低電圧基板TR(トランジスター)、ダイオ−ド交換
SP接続リレー交換
配線手直し、補強
経年劣化による各部ハンダ補正
D.使用部品
バランス、バイアス調整用 半固定VR 4個
終段TR(トランジスター) 12個
ドライブAMPのTR(トランジスター) 24個
低電圧基板TR(トランジスター) 8個
ダイオード交換 1個
コンデンサー 4個
抵抗 2個
SP接続リレー 2個
E.修理費 43,000円 通常修理。
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1.修理前のドライブ基板、RLで使用TR(トランジスター)が異なる。
シリコングリスも見られない。 |
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2.修理後のドライブ基板
シリコングリス(白い)も塗布する。、全TR(トランジスター)交換 |
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3.ドライブ基板裏、十分にハンダもる。 |
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4.終段TR(トランジスター)取り外した様子
殆どシリコングリスが塗布されていない、取り付けビスも鉄ビス、スプリングワシャも無い, |
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5.終段TR(トランジスター)取り付け
シリコングリスを塗布、プリングワシャも入れ、片側真鍮ビス使用。 |
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6.プロテクト基板修理、上に有るのはSP接続リレー |
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7.SP接続リレーの接点、清掃や洗浄では修らない。
解りにくいが、可動部が色が変わり、腰のない証拠。 |
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8.プロテクト基板の経年変化による、ハンダ不良。隙間が見える。 |
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9.修理終えた低電圧基板、右手前の抵抗が焼け切れている。 |
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10.SP接続リレー交換。 |
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11.基板裏、十分ハンダ盛る。 |
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12.修理完成。 |
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13.終段バランス、バイアス調整。 |
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14.UV(出力計)調整。
終段TR(トランジスター)が、3パラPPで、合計12個使用、片側で、軽く200W出る。 |
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15.12時間エージング中。
仲良く、右の弟分のD707Fと、これから戻る、ご主人の悪口を言い合っている。 |
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