Sansui AU−D707X 修理記録
平成13年9月12日
注意 このAMPはRL−SPのア−ス側にもAMPが入っています
    よって、AMPのシャ−シにSPの線(ア−ス側)を接続してはいけません、共通にしてもいけません、終段TRが死にます
  1. 修理前の状況
     中古でサンスイのAU-D707Xというアンプを購入しました。
    なにぶん、古いものなので、完動品といえどある程度の不具合は覚悟していましたが
    今のところ、動作に問題はなく、音も出ています。
    ヤフーオークションの「今使用中のAMPを点検しましょうに書かれていた通りチェックしてみたところ、
    スピーカーケーブルを抜き差しすると、確かにスピーカーから「ガリ」と音が鳴ります。
    音は大して大きくありません。
  2. 原因
     メインAMPのTR(トランジスター)劣化
     フラットAMP、イコライザーAMPのTR(トランジスター)の劣化
  3. 修理状況
     メインAMPのバランス、バイアス調整用 半固定VR交換
     メインAMPのTR(トランジスター)交換
     コントロールAMPのTR(トランジスター)、FET(電界効果トランジスター)交換、
     イコライザーAMPのTR(トランジスター)、FET(電界効果トランジスター)交換
     SP接続リレー交換(容量1.5倍の同型新タイプ使用)
     配線手直し、補強
     経年劣化による各部ハンダ補正
     電源トランスが、片方、取り付けていないので固定する
  4. 使用部品
     SP接続リレー
     バランス、バイアス調整用 半固定VR       4個
     メインAMPのTR(トランジスター)             8個
     コントロールAMP TR(トランジスター)    12個
     イコライザーAMP TR(トランジスター)     6個
     コントロ−ルAMP  FET(電界効果トランジスター) 4個
     イコライザーAMP FET(電界効果トランジスター)  4個
  5. 修理費  19,000円    通常修理。
1.開けてビックリ、この重いトランスが固定されていない?? 
  メンテナンス済みで安心して購入したそうですが!!
  この売り主は幅広く現在も行っています、バックに風呂敷を下げています、注意を
3.金具を側板に取り付け、トランスを固定する。穴は開いていない。
  右の穴は基板固定用、左に取り付ける。
4.側板に、トランスを固定する。
5.2個のSP接続用リレーの交換。
6.左が新しいリレー=10Aの物、右が付いてたリレー=7Aの物。
7.SP切り替え基板、十分にハンダ盛る。
8.ドライブAMPの修理。
  半固定VR、TR(トランジスター)、FET(電界TRトランジスター)交換。
9.終段回路の、バイアス調整。
10.終段TR(トランジスター)バランス調整。
11.12時間エージング
      
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