Sansui AU−D707 修理記録
 平成15年月4日29到着   6月7日完了
  • A. 修理前の状況
    オークションで 懐かしさのあまり、後先を考えずに今回のアンプを落札した というのが、正直なところです。
    20年以上という年月を考えると、正常に動作するのを 期待するほうがおかしいのですが、期待してしまいました。
    さて、症状のほうですが、プロテクターが解除されるとともに 両スピーカーから、ブーンというこもった音が発生します。
    高音域も記憶にあるサンスイの綺麗な音ではありません。
    カバーを開けてみてさらにがっかりしました。 状態がひどく、かび臭い匂いがしております。
    気休めに手の届くところは清掃してみたものの、症状が改善する はずはありません。

  • B. 原因
      各部劣化
      初段FET(電界効果トランジスター)劣化

  • C. 修理状況
      SP接続リレー交換
      各初段FET(電界効果トランジスター)交換
      電解コンデンサー交換(ミューズ使用)
      配線手直し、補強
      各部、半田補正

  • D. 使用部品
      半固定VR                     8個
      FET(電界効果トランジスター)                         6個
      電解コンデンサー               79個(ミュ−ズ使用)
      SP接続リレー                   2個
      TR(トランジスター)                4個

  • E. 測定・調整

  • E. 修理費       68,000円    オーバーホール修理。

C. 修理状況
C−1A. 修理前 メイン・ドライブAMP基盤
C−1B. 修理後 メイン・ドライブAMP基盤 初段FET(電界効果トランジスター)2個、半固定VR4個、電解コンデンサー20個交換
C−1C. 修理前 メイン・ドライブAMP基盤 裏
C−1D. 修理(半田補正)後 メイン・ドライブAMP基盤 裏
C−2A. 修理前 コントロ−ルAMP基盤
C−2B. 修理後 コントロ−ルAMP基盤 FET(電界効果トランジスター)2個、半固定VR2個、電解コンデンサー12個交換
C−2C. 修理前 コントロ−ルAMP基盤裏 
C−2D. 修理(半田補正)後 コントロールAMP基盤裏  全ての半田をやり直す
C−2E. 修理前 コントロールAMP基盤 接続端子の半田のり=少ない!
      左端子       右端子
C−2F. 修理前 セレクターSW基盤裏
C−2G. 修理(半田補正)後 セレクターSW基盤裏  全ての半田をやり直す
C−2H. 修理前 INPUT−SW基盤裏 
C−2I. 修理(半田補正)後 INPUT−SW基盤裏  全ての半田をやり直す
C−2J. 修理前 TONE−SW基盤裏
C−2K. 修理(半田補正)後 TONE−SW基盤裏  全ての半田をやり直す
C−2L. 修理前 TONE−VR基盤裏
C−2M. 修理(半田補正)後 TONE−VR基盤裏  全ての半田をやり直す
C−2N. 修理後 コントロールSW基盤
C−2O. 修理前 コントロールSW基盤裏
C−2P. 修理(半田補正)後 コントロールSW基盤裏 全ての半田をやり直す
C−3A. 修理後 電源整流基盤
C−3B. 修理前 電源整流基盤裏
C−3C. 修理(半田補正)後 電源整流+プロテクト基盤裏  全ての半田をやり直す
C−3D. 修理前 電源整流基盤2
C−3E. 修理後 電源整流基盤2 電解コンデンサー5個交換
C−3F. 修理前 電源整流基盤2裏
C−3G. 修理(半田補正)後 電源整流基盤2裏  全ての半田をやり直す
C−4A. 修理後 RCA端子基板
C−4B. 修理前 RCA端子基板裏
C−4C. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏  全ての半田をやり直す
C−5A. 修理前 プリメインRCA端子
C−5B. 修理後 プリメインRCA端子 高価なBPに変更したので「2個→1個」
C−5C. 修理前 プリメインRCA端子裏
C−5D. 修理(半田補正)後 プリメインRCA端子裏 太いケーブルを付けるのでRCA端子は十分に半田盛る
C−6A. 修理前 EQ基盤
C−6B. 修理後 EQ基盤 初段FET(電界効果トランジスター)2個、半固定VR2個、電解コンデンサー20個交換
C−6C. 修理前 EQ基盤裏
C−6D. 修理(半田補正)後 EQ基盤裏  全ての半田をやり直す
C−6E. 修理中 EQ基盤 RCA端子への接続ケーブルやり直し
C−7A. 修理前 MC基盤
C−7B. 修理後 MC基盤 電解コンデンサー14個交換
C−7C. 修理前 MC基盤裏
C−7D. 修理(半田補正)後 MC基盤裏  全ての半田をやり直す
C−8A. 修理前 SP接続リレー・プロテクト基盤
C−8B. 修理後 SP接続リレー・プロテクト基盤 SP接続リレー2個、電解コンデンサー6個交換
C−8C. 修理前 SP接続リレー・プロテクト基盤裏
C−8D. 修理(半田補正)後 SP接続リレー・プロテクト基盤裏  全ての半田をやり直す
C−9. パネル清掃
C−AA. 修理前 上から
C−9B. 修理後 上から
C−9C. 修理前 下から
C−9D. 修理後 下から
C−A. 修理後 交換部品
E. 測定・調整
E−1. 出力/歪み率測定・調整
E−2A. 出力/歪み率測定・調整  出力=28V=98W 歪み率0.03% at=1000HZ AUX端子入力
E−2B. 出力/歪み率測定・調整  出力=28V=98W 歪み率0.03% at=400HZ AUX端子入力
E−3A. 出力/歪み率測定・調整  出力=28V=98W 歪み率0.03% at=1000HZ MM端子入力
E−3B. 出力/歪み率測定・調整  出力=28V=98W 歪み率0.03% at=400HZ MM端子入力
E−4A. 出力/歪み率測定・調整  出力=28V=98W 歪み率0.03% at=1000HZ MC端子入力
E−4B. 出力/歪み率測定・調整  出力=28V=98W 歪み率0.03% at=400HZ MC端子入力
E−4. 24時間エージング。
                      d707-1q
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。  写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。
 Copyright(C) 2021 Amp Repair Studio All right reserved.