DENON DP−80. 4台目修理記録
梱包はこちらを参考                     平成27年9月12日到着  9月23日完成
A. 修理前の状況
  • DP−80は完動品を中古購入しました。
    現状では問題無く使用できる状態です。
    下記要望です。
    • シャフトのボール交換。
      ⇒モーター分解清掃・修理・給油のとうりOKです。
    • 電源ケーブルのアース付3芯ケーブル化2.5m長。
      ⇒3芯ケーブルのアースはループになるので、お勧めしません。
    • 2重構造ターンテーブルのクッション材のチェック(何か違和感が有ります)?
      ⇒モーター等の振動を重量で防ぐか、クッションで防ぐかの2通りです。

B. 原因
  • オーバーホール依頼。

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    TR(トランジスター)交換。
    半固定VR交換。
    各種注油。
    電源コード交換。
    2重タンテーブル間のクションスポンジ交換。
    モータ押さえのスポンジ交換。


D. 使用部品

  • 半固定VR                        2個。
    TR(トランジスター)                  12個。
    電解コンデンサー                  18個。
    電源コード                       1本。

E. 調整・測定

F. 修理費   75,000円

S. DENON DP−80 の仕様(マニアル・カタログより) 

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る。
A12. 点検中 後から見る。
A13. 点検中 上から見る。
A14. 点検中 タンテーブルを取り、上から見る。
A21. 点検中 回転数感知する磁気ヘッド。
A22. 点検中 ストロボ=ネオン管。
A31. 点検中 下前から見る。
A32. 点検中 下後から見る。
A322. 点検中 下後から見る、電源コード取り付け部。
A323. 点検中 交換出来る電源コード(2.7m)。
A33. 点検中 下から見る。
A34. 点検中  シールド板を取り下から見る。
A41. 点検中 モータ押さえのスポンジ、経年劣化でグズグズ、モータの回転子と固定子の隙間に入ると大変!
A42. 点検中 モータ押さえのスポンジを掃除機で取り除いた所。
A51. 点検中 ターンテーブル裏、 板バネを利用し2重テーブル構成。
A52. 点検中 ターンテーブル裏の磁気コーテングは綺麗。
A53. 点検中 ターンテーブル裏の磁気コーテングは綺麗、反対側。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1. 修理中 基板・モーターを取り外した本体。
C11. 修理前 制御基板。
C12. 修理後 制御基板、半固定VR2個、TR(トランジスター)6個、電解コンデンサー3個交換。
C13. 修理前 制御基板裏。
C14. 修理(半田補正)後 制御基板裏。
C15. 完成制御基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C21. 修理前 回転感知部基板。
C22. 修理後 回転感知部基板 TR(トランジスター)6個、電解コンデンサー13個交換。
C23. 修理前 回転感知部基板裏。
C24. 修理(半田補正)後 回転感知部基板裏。
C25. 完成回転感知部基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C31. 修理前 電源基板。
C32. 修理後 電源基板 電解コンデンサー2個交換。
C33. 修理前 電源基板裏。
C34. 修理(半田補正)後 電源基板裏。
C35. 完成電源基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C41. 修理前 電源ラインフイルター基板。
C42. 修理前 電源ラインフイルター基板裏。
C43. 修理(半田補正)後 電源ラインフイルター裏。
C44.完成電源ラインフイルター基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C51. 修理中 操作SW。
C52. 修理(半田補正)後 操作SW。
C53. 完成操作SW。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C61. 修理前 マニアル・オート切替SW。
C62. 修理(半田補正)後 マニアル・オート切替SW。
C63. 完成マニアル・オート切替SW。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C71. 修理前 回転数調整VR。
C72. 修理(半田補正)後 回転数調整VR。
C81. 修理中 ストロボ、点検・分解清掃中。
C91. 修理中 モーター固定子巻線下から見る。
C92. 修理中 アウターロータを取り、モーター固定子巻線上から見る。
C93. 修理中 モーター回転子=アウターロータ。
C94. 修理中 モーター回転子軸。
C95. 修理中 モーター軸下受け。
C96. 修理中 モーター軸上ベアリング、 ブツブツ黒く見えるのは油分を保つ為の劣化スポンジ。
C97. 修理(清掃)後 モーター軸上ベアリング。
C98. 修理中 モーター軸上ベアリング、 ブツブツ黒く見えるのは油分を保つ為の劣化スポンジ。
C99. 修理(清掃)後 モーター軸上ベアリング。
C9A. 修理中 モーター軸上ベアリングの油分を保つ為の劣化スポンジ。取り出しの1部。
CA1. 修理中 磁気ヘッドのギャップ調整。
CB1. 修理前 2重タンテーブル間のクションスポンジ、湿気でグズグズ!
CB1. 修理後 2重タンテーブル間のクションスポンジ、新しいのと交換。
CC1. 修理前 モータ押さえのスポンジ、経年劣化でグズグズ、モータの回転子と固定子の隙間に入ると大変!
CC2. 修理後 モータ押さえのスポンジ、交換する。
CD1. 交換部品。
CE1. 修理前 下から見る。
CE2. 修理後 下から見る。
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。   
E1. 33回転(ロック)。
E2. 45回転(ロック)。
E3. ストロボで33回転確認。
E4. ストロボで45回転確認。
E5. 完成。
S. DENON DP−80 の仕様(カタログ・マニアルより) 
型式 ターンテーブル DP−80
駆動方式 サーボ式ダイレクト・ドライブ
モーター アウトローター形3相ACサーボモーター
回転数 33 1/3、45rpm(±6%調節可能)
スピード制御方式 周波数検出によるスピードサーボおよび位相サーボ
スピード切換え機構 電気的切換(プッシュ・ボタン式)
ワウ・フラッター 0.015%w.rms以下(DENON測定法)
0.02%w.rms以下(JIS)
回転数偏差 0.002%以内
SN比 80dB以上、77dB以上(DIN-B)
起動時間 1.2秒以内で規定回転(33 1/3rpm時)
負荷特性 0%(針圧250g最外周)
電源電圧特性 90〜110Vに対し0%
ターンテーブル アルミダイカスト30.8cm
慣性モーメント370kg・cm2(シー ト含む)
ブレーキ 電子式ブレーキ
消費電力 8W
寸法 φ376×H140mm
重量 約10kg
価格 \95,000(1981年頃)
適合キャビネット DK-100,DK-100F,DK-100G(¥23,000)
DK-2000G(¥25,000)
DK-300(¥55,000)
DK-2300(¥70,000)
                       dp80-41w
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